今日もまた違う一日

今日もまた違う一日

おばあちゃんが認知症になった時のお話です。

押し問答 1

 ついにタイトルの「認知症」をブログで出すことができて、ほっとしています。

雨が降ったり寒くなったり、変な空気が続くので、体調を崩す方も多いと思います!

もれなく私も崩しています💨

f:id:zerohours:20190331224605j:plain

へたくそな写真ではありますが、上野に行った写真です。

娘のオムそばちゃんと行きました。

補聴器あきらめないで!「みみ太郎」10日間無料貸出し実施中

 

おばあちゃんが認知症になったお話 → はじめから


~~ 押し問答 1 ~~

 

 

認知症
このことばがはっきりしたことで、たくさんあった選択肢がせばまって来ました。
悪い意味ではなくて、方向性が決まったので迷うことがなくなりました。

 

わたしはついに、「けいちゃん」叔父夫妻に連絡を取りました。
今まで、申し訳なさと迷いで、かけることが出来なかったのです。

 

お母さんがそろそろ一人暮らしは無理そうなので、夏休みに引越しを考えてます
「何や、お前こっちに来るんか?夏にか?」
「こっちも忙しくてかけれなかったんだけど、お母さん、通帳の再発行の事で迷惑をかけたでしょう?」
「おうよ、そうなんじゃ。通帳なあ…。お母さんなあ…。だけどお前、子供たちはどうするんか?」
「いざとなったら義母さんに頼もうと思ってます。お母さんね、お隣さんにも何度もご迷惑をかけてるみたいなの。ご近所さんがたも皆、心配しているみたい。そろそろこっちに引き取ります」

 

叔父ちゃんは言いました。

 

「それは、りきちゃん、無理じゃ」
(えええええ!?)

 

「無理な話やわ。お母さん動きゃせんぞ。それはな、りきちゃん。お母さんの気持ちがあるからの」

 

やんわりとでしたが、母は、行きたくないし、行かないだろうと言っているのでした。

 

通帳の事も、あまり詳しく話してくれません。
なんとなく口を濁す風で電話は終わってしまいました。

 

「まあ、りきちゃんがこっちに来てから話そうや」
と叔父は言っていました。

 

きっと、賛成して、口添えしてくれると思ったのに…。
記憶の前後のすれちがいはあっても、お隣さんとは完全に意見が一致したのに。
いちばん頼りになる叔父の意見が、完全に真逆の方向で、出鼻をくじかれた形になりました。

 

叔父は、まだ大丈夫、一人暮らしもいける、と思っているのだろうか?
叔父にとっては、それほどの騒ぎではなかったのだろうか?

 

お金を狙っている話があってから、母も避けている様子で最近会っていないと言っていたし、現状を叔父ちゃんは知らないのだろう、と思いました。

 

こうなるとさっきまで、こちらもお年を召したな~なんて思っていたお隣さんが、がぜん心強く思えてきました。(現金なものです)

 

もう、ここまで来ては気持ちの問題ではない。
これだけ遠方であるからには、夏休みしかチャンスはない!!

 


毎日、口をすっぱくして頼みました。
「クーラーつけた?夏休みにこちらに来て」
「切符取って。こちらに来て。早めでもいいから」
「駅に行って、みどりの窓口で切符取って。こちらに来て」

 

どうしてここまで来させようとしているかというと、帰省にはものすごくお金がかかるからです!
往復で6万ふっとびます。少しでも出費を抑えたい。

 

数か月前には、一人で来れたのです。
どうせ引っ越しの準備や整理に帰らないといけないでしょう。
5日連続で取れるリフレッシュ休みも、引越しのために取っておきたいと考えていました。
そうなると、引越し先の決定がまずは急務です。

 

お隣さんにも散歩仲間の奥さんにも再度、電話をして、「母が抵抗するだろうし、記憶も曖昧なので、こちらに行くようにしつこく説得して欲しい」と口ぞえと念押しを頼みました。

 

「そら、言うぐらいなら、なんぼでも出来るで!!」
と、皆さん協力を約束してくれました。

 

連携プレーで、母の包囲網を作りました。
叔父にも何度も電話を重ね、状況を説明しました。

 

 

→→  押し問答 2 に続く

 

おばあちゃんが認知症になったお話 → はじめから

 


富士フィルム(フジフィルム)チェキinstax mini8  プラス フィルム40枚付き

価格:9,980円
(2019/4/6 22:22時点)
感想(36件)