結婚の思い出 1
先日の寒さでは「花冷え」という奇麗な言葉を知って、おお!風流😊💖と思っていたのですが…。
今日の寒さと冷たい雨は反則です!!
冬です!!
PLYS base(プリスベイス) 水切り吸収マット Lサイズ / 水切りカゴに入りきらない! / 速乾
~~ 結婚の思い出 1 ~~
仕事を早引きして、娘を連れて出かけました。
義母さんとはすれちがいです。
新幹線を使って、全部で六時間の行程です。
飛行機でなら二時間、その後飛行場から一時間もかかる距離です。
やんちゃ娘のオムそばちゃんも一緒ですが、この時はとてもおとなしく手をかけませんでした。
新幹線に揺られていると、結婚式の時のことが思い出されてきました。
結婚して遠方へ行くことを決めた時、母は大騒ぎをしました。
特撮ガガガのお母さんと書きましたが、母はとにかく感情の起伏が激しい人でした。
一人娘だった私は依存の対象でもありました。
若い頃はずいぶん反抗しました。
いわゆる、毒親と言われる部類に入るでしょう。
大人になってから知った、
・多動症(口の多動)=おしゃべりを自分でコントロールできない、せっかち
・境界性人格障害(ボーダー)
・アダルトチルドレン
・依存症
などなど、全てのパターンに当てはまり、思い当たることが多すぎました。
それでいて、完全にあてはまるわけでもないのです。
そして可愛らしい女性的な魅力をいつまでも失わない母親でした。
私が母のことを毒親の一言で片付けてしまえないのは、子供に対する依存や支配があっても、その中に本当の愛情もやっぱり、確かにあると感じていたからでした。
オムレットくんがわたしの家に挨拶に来た時、母は彼が帰ってから悪口のオンパレードでした。
「何?あの人、ひどすぎるわ!いくらなんでもひどい!」
散々喧嘩をした後に、私は父の運転する車に乗って逃げるように買い物に行きました。
ムカムカしながら車に乗っていると、父が
「お母さんは面食いだからショックだったんだろう」
と言いました。
その言い方がまた私はショックです。
オムレットくんがブサメンと言っているのと同じことです!
(確かにイケメンではないですけども!)
そういえば昔から母とは芸能人の好きなタイプもまるで違っていたなあ。
好きだと言った芸能人の片っ端からこき下ろされていたな~。
と思い出されます。
父に私は腹を立てて
「じゃあ性格は?性格はどうなの!?」と聞きました。
すると父は何のためも入れないままスルッと答えました。
「そりゃあいい。性格はいいな。そりゃいい」
「そりゃあ」のところ長くして父は言いました。
私のマグマだまりのような心がスーッと溶けて嬉しさに変わってきました。
父は受け入れてくれたんだと思いました。
帰ってからも母もまだプンプン怒っていました。
喧嘩もしましたが比較的心穏やかに入られました。
彼のご両親が挨拶に来る前の晩に、父は心筋梗塞で亡くなりました。
→→ 結婚の思い出 2 に続く
パブロ・カザルスの鳥の歌は、父の思い出の曲です。
価格:846円 |