今日もまた違う一日

今日もまた違う一日

おばあちゃんが認知症になった時のお話です。

大掃除 1

 

 

土日はいつも、オムレットくんは一日のうちどこかで何かを作ってくれます。

 

負担にならないの?と聞くと
「何を作ろうか考えるのが楽しい」
とか
「気分転換になるからいいんだよ」
などと答えます。

 

そんな中で、こんなニュースが…!!!

www.newsweekjapan.jpそーなんですよ!!そーですよねえ!
よく言ってくれましたー!!

 

と、料理へたくその私は膝を叩きたい気持ちでした。
(へたくそのコンプレックスを晒しただけのような気がしますが…)

 

 

3人子持ち働く母の 「追われない家事」 単行本 Amazon

 

 

おばあちゃんが認知症になったお話 → はじめから

 

~~ 大掃除 1 ~~

 

 

書類を分類しました。
思い出系・重要書類系・わからない系に分けました。
連絡先は、特に注意しました。
母の引っ越しを、親戚友人一同に伝えねばなりません。

 

オムそばちゃんは、ずっと猫のぬいぐるみと一緒に実家に残していたわたしの漫画を読んでいました。
スケバン刑事を描いた和田慎二さんのピグマリオという古い漫画です。この方の本は、電子書籍にもなっていません)

 

昼前になる頃、一息入れて、お隣さんに挨拶に行きました。

 

「りきちゃんが連れに来てくれる。もう関東に行くって言うとったで」
「本当ですか?」
(じゃあ昨夜の『そんな事言ったかな?』『どこにも行かんで!』は一体・・・?)

 

「だから通っていた運動もやめたちゅうとったから、ほんまやで。さびしくなるけどな、それはもう関東に行かないといかんよな、と答えておいたよ」

 

う~~~~む。
覚えている間に、物事は進んでいくけど、記憶が追いついて行かない、という感じなのか…?

 

お隣さんは、通帳を探したり薬がないと訴えられていた時、家の中にものがあふれていたのでまずいなと思ったようでした。
さすがに、そのことを電話で「家の中が汚かった」とわたしに伝えるのははばかられたのでしょう。
(無理もないです)
そろそろヤバい、と伝えていただいただけでかなりの勇気だったのでは…。

 

あの家の中からして、もしかしてほんとうにギリギリの状態だったのでは…。
やっぱり、私も仕事だ子供だ忙しいだ、何のかんの言って、関わりたくないと見ないふりをしていたんだなと思いました。
どこかで、ゴミ屋敷となった家の中で孤独死、になっていたとも限りません。
そう考えると、ぞっとしました。

 

「口添えはいくらでもしてあげるからね!」
「お願いします。頼みます」

 

それから、ちょっと気になることを聞きました。
昔から仲があまりよくない奥さんと、ごみ出しのことでもめたらしいのです。
!!??
これはちょっと気になりました。

 

 

→→  大掃除 2 に続く

 

おばあちゃんが認知症になったお話 → はじめから

 


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作者: 和田慎二
出版社/メーカー: 白泉社
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メディア: コミック