今日もまた違う一日

今日もまた違う一日

おばあちゃんが認知症になった時のお話です。

おじの家 1

連休には、三日ほどお出かけしようと思っていますが写真はへたくそなので撮れそうにありません💦
どうしてみなさん、こんなに上手なんでしょうかね?私がへたなだけ?

 

しかし、変な天気が続きますね。
夏のようだったり冬のようだったり、雨が降ったりやんだり。
この時期にインフルエンザ…風邪を引く人も続出です。
皆さんも体調にはお気をつけて!

 

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おばあちゃんが認知症になったお話 → はじめから

 

~~ おじの家 1 ~~

 

 

久しぶりに会ったおじちゃんはしっかりしていて変わりありませんでした。
仕事を引退してから料理に凝っていて、ごちそうを作って待っていてくれました。
美味しい野菜スープと豚肉のソテー、きのこのデミグラソース、きのこの炊き込みごはんを作ってくれました。
シェフばりのおいしさでした。

 

しかし、わたしが驚いたのは、母のいもうと、実のおばの想像以上の衰え方でした。
このおばちゃんは、一番私が似ていると言われていて、小さい頃からずっと可愛がってもらっていた人です。

 

意識ははっきりしているのですが、とても動作が遅くなり、頭が白くなっていて...それは仕方がないのですが、なんとも具合が悪そうです。

 

しかし「具合悪そう、大丈夫?」などと、とても口に出せない雰囲気でした。
私たちを見て、あまりうれしそうな顔をしませんでした。
どちらかというと、母を歓迎していないことはすぐにわかりました。

 

おじちゃんに、「私が母を引っ越しさせて連れていく」という話を聞いていたらしく、開口一番
「行かんわ!あの人(=母)が行くわけないよ!」
と吐き捨てるように言われたのでびっくりしました。

 

一体どうしたんだろう?
母と、よほどの何か…行き違いのようなもの?が起きているのだろうか?
母がおじちゃんを悪く言っていたことが頭よよぎります。

 

いやな予感がします。
どこかからか、聞いて知っているのではないだろうか。
おじに言わないで!などと母は言っていたけれど、母が自分で直接、悪口を言ったりしたのではないだろうか…。

 

そして、言ったことをけろっと忘れたりしているのでは?
怖い!怖すぎるこの空気!

 

「いやいや、もうそういう段階ではないの、本当にまずいの。絶対に連れて行きます」
とだけ答えました。

 

食事は和やかとはとてもいきませんでした。
何度も何度も見続けてきた、恒例の母の昔の自慢話です。
だいたい、パターンは決まっていて
「知り合いにもと市長だった人がいる」とか
「昔えらかった何々さんが同級生だ」とか…

 

おばちゃんはあからさまに嫌な顔をしています。
そりゃそうだ、無理もありません。
全く気持ちのよいものではないです。

 

おばちゃんは昔なら話を合わせていたけど、今日はそれをしませんでした。
「興味ない!どうでもいいこと!」と頑張ってかわすのですが、母は繰り返します。
昔の私ならたしなめたり、話を変えようとした所なのですが…。
なんとも言えない居心地の悪い空気が漂っていて、胃が痛くなりそうでした。

 

おじちゃんは黙ってお酒を飲んでいます。
今まででも、最高潮の居心地悪さでした。

 

→→  おじの家 2 に続く

 

おばあちゃんが認知症になったお話 → はじめから

 


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