おじの家 4
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実はこの記事、旅行にあわせて予約投稿にしているので(便利な機能です)、みなさんのブログになかなか訪れることができていません!すみません💦💦
もうきっと令和になっていることでしょうね。
みなさんのブログ訪問は、旅行から戻ったときの楽しみにしておきます😊
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~~ おじの家 4 ~~
騒ぎがひと段落つくと、おじは、思いやり深く言いました。
「ねえちゃんがいやになったら帰ってくりゃいいわ」
私がいない間、ずっと母の保護者兼後見人でいてくれたおじちゃんの気持ちも恩も痛いほどわかっていながら…。
ここでは、母への嫌悪あらわなおばちゃんの方が、母の気持ちをおもんばかってくれるおじちゃんよりありがたい。
ものすごく恩知らずながらも、そう思いました。
母を見ると、ぼんやりしながら箸からごはんをぽろぽろこぼしていました。
手は細かく震えています。ショックからというより、老化現象からのようでした。
感情的になっているからというより、本当に老化だと思いました。
もう一人では絶対に無理です。
さらにおじちゃんがおばちゃんについて、ぽつりぽつり話しました。
おばちゃんがおじちゃんの隠していた焼酎を出して飲んでしまい、言うことを聞かないと言います。
おじちゃんが「その後世話すんのは誰と思うんか、また…」と言ってがっくりと肩を落としています。
この話は、つらかったと同時に、忘れてはならないことだ、と思って日記に書き留めておきました。
子供のいない叔父夫婦に、いとこたち共々、どれだけお世話になってきたかわかりません。
気にかける心をどこかに置いておかなければ、と思いました。
レンタカーを借りていたので、それほど遠い道のりではないですが楽に行き来できました。
今まで何度も何度も行き来していた道のりの景色がなんだか、はじめて見るような気がしました。
帰って来ると、ぐったり疲れていましたが、これで一つすんだと思いました。
やっと乗り切った…。
あとは片付けに集中し、連れて帰るのみ!!
やれやれと一息ついた時、母の様子がおかしいことに気がつきました。
キッチンの真ん中にぼうっと立っています。
「今日は何しとったっけ?夕食って食べたかな?」
出た!!!これがあの!!「ごはん食べたかな?」なのか?
「やだな~お母さん、夕食は食べたよ。おじちゃんのうちでご馳走になったでしょ?」
「おじちゃんのうち?けいちゃん?え?行っとらんが?」
「え…??」
「けいちゃんにはしばらく会っとらんよ。会わん方がいいと思って。それがあんたに話してないことがあるんよ。通帳がね…」
たった今、帰ってきたばかりなのに。
「え、お母さん、今、おじちゃんのうちに行ったこと、覚えてないの?」
母の頭から、おじ夫妻の家に行ったことがすべて消えていました。
→→ 説得 1 に続く
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