見学 2
私は関東地方に来るまで、びっくりドンキーを知りませんでした。
オムレットくんに連れていってもらってはじめて知りました!
(日本人全員が知っているような言い方をしていました!)
チーズバーグが美味しいので大好きです。
母には味が濃いかなあ…?
母は血のしたたるようなステーキが大好きで、ごくたまに高くて少ないお肉を買ってきてよく焼いていました。
最近は素敵なステーキ屋さんが多いので、今もすごくたまにですが食べにつれていってあげます。
普段健康的な食事ばかりはつまらないだろうなと思います。
たま~になら塩分過多も良いと思います。
入れ歯がしっかりしてるのでできることです!
「黒白スワンレードル」 Black Swan / White Swan
~~ 見学 2 ~~
所長さんはたいへん感じのよい方でした。
母が一人暮らしは無理そうなので、こちらに引越し先を探している…とざっくりとお伝えしました。
母も、
「もうそろそろ、娘のそばがいいと思っていましたもので」
とよそ行きの顔で答えます。
すると所長さんは、まず最初に、と前置きをしてから
「先ほど、お待ちの間にごらんになったかとは思いますが、この施設は介護度がもっとも重くて医療措置が必須である、いわゆる『重度』の方向けの施設なんです」
なるほど…。
サイトなどで説明を読み込んでいたと思っていたのに、そんなこともわかっていなかったのです。
見ると聞くとでは大違いでした。
これは、あちこち実際に見学に訪れるのが本当に大事なことなんだ、といまさらながら切実に実感しました。
「失礼ながら、お母様はまだまったく、そこまでの状態にいらっしゃらない」
「いえいえ」
母はお辞儀をしながら言いました。
「まだ一通り身の回りのことはできるつもりでおります。もともと外に出るのが好きなので、関東にも慣れております」
その時、母はずいぶんはっきり話をしていて調子も良かったです。
所長さんが言いました。
「というわけで、ここの施設はお母様には向いていないと思われるのですが…」
「とても近いので良いと思ったんですが、そういうことなんですね…」
「実はうちの系列でこちらの近くにもう一軒施設があります。そちらはまだしっかりした方、『自立型』の方向けでほぼマンションのようなものです」
「!!」
「先日まで部屋が埋まっていたと聞いていたのですが、実はさきほどそちらが二部屋ほど空きが出来ているとのことでしたので、ちょっとそちらにご案内いたします」
その紹介された施設は、車で10分ほどの距離でした。
自転車でいけないこともない距離です。
その「自立型」施設の所長さんが車で迎えに来られて、そちらに案内してもらいました。
所長さん二人が前に座って、わたしと母が後ろに座っていました。
このときの車のイメージは母にも強烈だったようです。
「ええ、主人は教師をしておりまして、早くに亡くなったんですの」
とか、
「娘のそばがいいですし、関東っていい美術展がよく開かれておりますでしょ。私、美術館が大好きなんですの」
などと話しています。
とても認知症とは思われないです。
案内していただいたのは、明るい雰囲気の場所でした。
入口にはロビーがついています。
入居者の方々が自由に出入りしています。
笑顔で挨拶してくれました。
みなさん、とても感じが良いです。
さきほどの風景でまだ緊張していましたが、力が抜けてほっとしました。
空いている部屋はエレベーターのすぐ近くのドアなので、母も間違わないだろうなという感じでした。
ホテルのような雰囲気です。
トイレにバス、小さなキッチンがついています。
二階もある田舎の一軒家でずっと暮らしていた母が、ホテルの一室のような部屋になじめるものだろうか?
うちの2LDKのマンションも狭苦しいと言っていた人なのに…。
と思いましたが、本人がきっぱりと言います。
「大丈夫!わたしホテルは慣れとるからね!ぜんぜん平気よ!」
母の方がたいへん乗り気です。
この流れて決めてしまっていいものなのだろうか!?
とりあえず、即決は何なので一度帰ってまたお電話いたします。
見合わせるにしても早めにお電話します、とお答えして帰りました。
→→ 見学 3 に続く
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