見学 3
リビングの掃除もかねて、くるみくんとオムそばちゃんの机を移動しました。
そのために頼んでいた商品がやっと届きました。
床に敷くキズ防止のビニールです!
フロアシート (1畳サイズ) クリア / 床を傷から守る / 椅子・机の下に
以前頼んでとても便利だったので買いました。
しかし、ビニールの下にもばっちりほこりは入り込むので、おそうじの必要はあります。
けっこうめんどくさいです🤔
でも、床のフローリングは守られます!!
~~ 見学 3 ~~
家に帰ると母はまたちょっと通帳を探し始めましたが、比較的早く落ち着きました。
明るい声とさばさばした調子で言いました。
「あそこが良かったね!もう決めてね?」
「えっ?いいの?わたしもそりゃ、悪くないかなとは思ったけど」
家から近いこと、明るい雰囲気だったこと、一番大きいタイプの一部屋が空いていたことなどを話し合います。
まだいくつか、見学の予定を入れた場所が残っています。
ですが、それらはどこも、ちょっと遠い場所にありました。
近さで言えばここが一番近いです。
他にもひとつ近い場所がありましたが、何とこの同じ系列でした。
そこは既に部屋が埋まっていて、見学の予定を入れることが出来なかったのです。
「ぐずぐずしていたら、決まってしまうかもしれないね」
とりあえずでも良い!
入居者さんがたもとても感じが良かったのが決め手になりました。
ここに決めることにしました。
「よし、ここにしよう!」
ここは、頭金がありませんでした。これも非常な魅力です。
借り賃はやはり…それはお高いですが、毎月の年金ぎりぎりで賄えそうです。
翌日、すぐにお電話しました。
「母も気に入っていて、もうほぼほぼこちらにしようと決定しているのですが、もう一度だけ見学させてもらっても良いですか?」
と聞きました。
無理をいって、オムレットくんにも同席してもらいました。
「実は、大変わがままなお願いなんですが」
と切り出しました。
「二週間後に、義理実家に行く予定がありまして。他の家族全員も集まるイベントで、こんなときなのでどうしようか迷っていたのですが、入れるものなら十日後を目処に入居をしたいのですが、それって可能でしょうか?」
「こちらはかまいませんが…十日後ですね?」
大変な無茶振りを振ってしまったことは自覚していました。
施設にもですが、自分にもです。
この二週間、いや一週間の間に、引越し屋さんを頼み、一度実家に戻り、荷物を選別せねばなりません。
この義理実家の集まりは確かに毎年行っていましたが、もっとふんわりとしたもので、無理に絶対に行かなければならないというものでもありません。
(義母さんは事情を言えば快く受け入れてもらえるでしょう)
しかし申し訳ないですが、言い訳に使わせてもらいました。
ちょうどこの時、オムレットくんは仕事場と立場が変わったばかりで大変なときでした。
しかも、くるみくんも受験を控えています。それなのに塾があわなくて、別の塾に変わらねばならないという問題を抱えていました。
一刻も早く、環境を立て直さなければならない。
わたしは焦っていました。
怒涛の準備がはじまりました。
わたしは、あらゆる場所に電話をかけました。
仕事のお昼休みをすべて電話につぎこみました。
→→ 見学 4 に続く
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