入居まで　４ - 今日もまた違う一日

おばあちゃんの生い立ちや昔話を書き留めていたのですが…。

３回も消えてしまいました！！
おばあちゃんが一番話してほしい所のはずなのに、何か呪われているのだろうか😥💦💦

３回も消えるとさすがにめげそうです。
おかしいな～更新したはずなんだけどな～💦💦

おばあちゃんが認知症になったお話　→　目次

～～　入居まで　４　～～

まだまだたくさん、入居に向けてのあれこれはあります。
健康診断が残っています。もともと予約をしていたところが３日後ぐらいです。
住所変更にも行かねばなりません。
もう一度年金事務所に電話したいです。

肩の荷が違います。
フットワーク軽く、色々できる気がします。

母から電話がかかってきました！
気になっていたので出ます。

「お母さん、大丈夫？どう？そっちは」
「いいわけないわ！」

電話では具合の悪そうな、ぐっとふけこんだ声を出しています。

「あのね椅子がいる。椅子がないんよ」
「椅子か～、それがね、第二便で送ったの。明日に届くのよ」
「明日？明日に届くのね？それならいいわ」

要約すると３行ですむのですが、この内容を延々と１０分ぐらいおしゃべりしています。
母はおしゃべり好きなので聞かされる量が半端ではありません。

電話を置いてしばらくすると、またかかってきました！

「はい」
「あのねりきちゃん。ここね座る場所が欲しいんやけどね。ここ椅子がなくてね」

こりゃやばい。
いちいち聞いていられないぞ。

おばあちゃんもおそらく、ストレスの極みにいるのでしょう。
顔を四六時中合わせなくなっただけ楽になったかもしれませんが、大型荷物搬入まで油断できません。

明日、椅子が届くことを伝えても、それならハイ、解決！とはいきません。
「そんならいいわ。明日届くなら」
と言った次には、
「そんなもの持ってこなくていいのに。邪魔になるのに」と言います。

これ以上ずっと電話がかかってきても困るので、明日回収すればいいと思って、自宅の椅子を運び込みました。

これでもう文句はないだろ！！
という気分です。

夜には気になってこちらからかけてみました。
「椅子大丈夫？」
「椅子？何のこと？」
「い、いや…気になってないならいいわ」
「それよりねりきちゃん、通帳がね」
やぶへびだった～っ！！

通帳はあるはずだよとごまかしましたが、ドキドキしました。
やっぱり、通帳は置いておいて良かった。
なくなっていたら大騒ぎになっていたかもしれない。
キャッシュカードと印鑑には気付いていないようです。

「でも通帳だけでも本人確認できたらお金引き出せちゃうよ？」
とオムレットくんが言います。
「う～ん、でも印鑑がないし、ひと手間かかるし、今のおばあちゃんにそこまで出来るかなあ」
あれこれ不安がいっぱいです。

→→　入居まで　５　に続く

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