病院 5
私のお休みは今日までなので、明日から出勤です!
とても気が重いです!!!
せめて今日は、たらふく食べて寝ようと思います。
またいつもの日々がはじまります。
さようなら~お盆休み💔
(この絵文字の使いどころがわからなかったのですけどやっと使えました)
~~ 病院 5 ~~
ホームに近付いているというのに、母はものすごく固いにぎりこぶしを作って薬を離しません。
指をほどいてみようとしましたが、とても無理です。
そうだ!
思いついて、ホームに戻る前に買い物に行きました。
荷物は置いて行こうと話します。
「必要ないから!置いていかないとなくしちゃうよ!」
母は薬をいやいや離しました。
母が降りたすきに、薬を自分のカバンにさっと入れて隠しました。
まるで詐欺師かスリか何かになったような気分です!
お薬はやっとホームの人に渡すことができました。
しかしこのお薬も、まったくきかない人ときく人がいるといいます。
ちょうど応対してくれた介護士さんに、リスペリドンの処方のことを話しました。
このかたのご両親も認知症だったようですが、この薬はまったくきかなかったといいます。
「0.5mgでしょう?量も少ないですしね。」
人によってきくきかないの幅はずいぶんあるようです。
「様子を見るしかないですね」
と言われました。
今日に限っては、飲むほどのことはないようです。
部屋に私も入り、母が出してしまった荷物を頑張ってまた片付けました。
翌日も病院があります。
集中させて二日間、休みを取っていました。
朝早くに母から電話があります。
「薬取ったでしょ!!薬を取り戻して!こんな事されるなんて。あんまりひどいわ!あんたひどい!」
う~~~ん。気付かれた。
しかし今は薬に気を取られて、キャッシュカードのことは忘れているみたいです。
ず~っと、くすり!くすり!と繰り返していました。
「そりゃあお母さん、私がとったのも悪かったけど、預けることになってるんだから仕方ないでしょ」
「今まで何十年、自分で薬を管理してきたと思ってるの!?人に管理されるなんて許せない!!本当に嫌!!!」
「渡してもなくしちゃうでしょ?正しく服用しないと駄目なんだよ」
「できるって!!!取り戻して!こんなのひどい!!」
まさかと思うけど、薬をあんなに握り締めてたのは、持って帰るつもりだったからなんじゃないのかな…。
ホームに電話、至急、頓服を服用させてもらいました。
これが最初の頓服です。
お願いした直後に、また母から電話がありました。
「あんた何を言った!?今、娘さんから電話があったので飲め飲めって言われて飲んだけど、そんな気を使う必要はない!余計な事はしないで。余計なお世話!」
興奮を抑えるために投薬しているのを、感づいているのかもしれません。
本当はこっちだって、お薬なんて使いたくないのに…。
この攻防は本当に疲れましたが、薬の効果がどうなるか気になりました。
→→ 様子伺い 1 に続く