認定調査 1
私がはてなブログにやってきたのは、Yahoo!ブログの終了に伴うものでしたが、今日ついにYahoo!が停止になりました。
はてなもこうして使っているとずいぶん慣れてきました。
リンクの埋め込みは特に、とてもいいな!と思います。
しかしやはりさいしょに作ったブログにはずいぶん思い入れがありましたので、昨日からどうもちょっと気持ちが落ち込んでいます。
さてと、しかしうちのダイナマイト☆おばあちゃんはそんな感傷などふっとばしてしまうパワー☆をいつも秘めているのでした!
~~ 認定調査 1 ~~
通帳や現金を預かるタイミングは本当にむずかしいです。
私もなかなか踏み切れませんでした。
しかし実際に電車に乗られてしまうと、もっと早くに引き取っておけばよかったし!!と思います。
母はすぐに気付きました。
電話攻撃です。
通帳と現金を返してくれくれが大変です。
まあ、そりゃそうです。
何度も何度も、電話がかかります。
私の手元にあると言うと余計に興奮してしまうので、
「銀行に通帳は預けたから」
と説明しました。
「何でそんなことするん!!人のやで!!」
「自分で管理できないお年寄だと、そういうこともあるの!!」
「そんくらいできる!!かえして!!!ひとの!!どろぼう!!(エンドレス)」
人のであることは確かにごもっともなので、こちらもどうにも気分が良くないです。
この日は私の誕生日でした。
ケーキを買って家で食べていました。
このケーキ屋さんは近所でもおいしいので有名な所でしたが、母はここのことは本当によく覚えています。
いつまでも
「あのケーキが食べたい」
と言うので今でもたまに買ってあげます。(高いですけど…)
認知症のひとは「いいことは忘れて、いやなことが記憶に残る」ともよく言われることですが、母はまだ、いいことも残っているみたいです。
通帳と現金を引き取ってから、母は「帰る帰る」と口では言うのですが、実行に移すことは確実に減りました。
やはり、お金を持っていることが本人に活力を与えていたようです。
可愛い所もあり、帰るモードさえなければ素直でボケたおばあちゃんという感じです。
そんな時は、「帰る帰る病」がすごいというとびっくりします。
「あたしが!?へぇー!?」
買い物に行っていると、前向きな発言もあります。
「一人ではもう無理なことは理解している」
「今、心底さびしい」
「地元での騒動の発端は、ご近所に子供や孫が帰省していて楽しそうにしているのを見たことがはじまりだった」
「今は娘や孫と会えるのでそれはとても嬉しい」
住所変更で届き始めた郵便物もやっかいのタネでした。
同窓会のお知らせもスイッチになりました。
母がいつも帰るという時に持って降りてくる赤いカートがありました。
引き取りたかったのですが、ホームから「これが帰る気分になっていることを見分ける指標になる」と言われたので、しばらく置いておいておくことになりました。
ケアマネさんと話しました。
認定調査の日には前日から向精神薬の薬を飲まないでおくことにしました。
さて、おくすりなしだと母は一体どういう行動を取るのだろう?
ドキドキしながら認定調査の日を迎えました。
→→ 認定調査 2 に続く