閑話 オムそばちゃん号泣!
凪のお暇を最初から見直していると、いつのまにか時間がたってしまっていました!
お久しぶりの閑話です。
おばあちゃんの暴走も、とりあえずはひと段落です。
オムそばちゃんも少し大きくなって、死、や老い、ということを考えるようになっているみたいです。
ときどき、考え込んだり泣いたりするときがあります。
「おかあさんしんじゃやだ!」
「いや~、まだ殺さないで欲しいわ…」
涙目で訴えてきます。
「もし二十年か二十年かたって、おばあちゃんが死なないうちにお母さんがしんじゃうかもしんないじゃん!」
「まあその可能性もあるわね。おばあちゃんものすごく元気だからね」
「そしたらおばあちゃんの面倒みるのあたしかおとうさんかお兄ちゃんに限られるじゃん!」
「ま…まあ、そうだわね」
「あのひとのせわ、とてつもなく難しいんだもん!」
「そ...そこなの~~~~!?」
「あのお兄ちゃんですらぶちギレたんだもん」
先日、おばあちゃんが来ていて私が場を離れなければならないときがありました。
急いで帰ってみると、くるみくん、おばあちゃん、オムそばちゃんが部屋のど真ん中で突っ立っています。
みんな厳しい表情です。
「どうした?くるみくん、何かあった」
くるみ君、何も言わずにその場から去ってしまいました。
おばあちゃんは、
「みんな意地悪やからな。私のことが嫌いなんよ」
とつぶやいていますが、何が起きたのかはさっぱり覚えていません。
こういう時はオムそばちゃんです!
しっかり現場を再現してくれます。
「あのね、おばあちゃんがしなくていいっていうのにお皿を洗おうとしたの!」
「手伝ってくれようとしたんだ」
「それでね、入れちゃいけないお皿も入れようとしてて、お兄ちゃんがしなくていいよ、ってやさしく言ったの」
「ふむ」
「こっちに来な、ここに座ってて、ってこうやって連れて行って、椅子に座ったんだけどね、おばあちゃん言うこときかないの」
「ああ~(きかなさそう…)」
「お兄ちゃん、三回ぐらいやさしく言ったんだけど、最後は『さわるなっつってんだろ!!!!なんで聞けないんだよ!!』て怒鳴っちゃったの」
「ああ~、そりゃ悪いことした。お母さん離れるべきじゃなかった」
母にもくるみくんにも可哀相なことをした、と思いました。
「それでね、わたしも一緒になっておばあちゃんに怒鳴ったの!」
「やめて~~!それはしないで~~!」
「お兄ちゃん余計なことするなって私にも怒鳴ったの」
「………」
こうして書いていても、以前のように子供たちに見ていてもらうことも、もう出来ないかなとちょっと思いました。
ぼけのレベルが上がっているというか…記憶ももたないような感じがします。
先日の出来事でした。
あまりおもしろいお話じゃなかったですが…
ところで…
あの…
凪のお暇、おもしろいですよね...!
→→ 実家の片付け 4 に続く
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