家を処分する日 1
もうずいぶん前のことなのですが、Yahoo!の「話題」で評判になっていたのをやってみました!
マックのフライドポテトに、無印のチリコンカンとチーズをかけてレンジでチンすると、ウェンディーズのチリチーズフライになるというものです。
当時は、チリコンカンが売り切れて?
この話題の生だったのか、偶然にも品切れだったのかはわかりませんが、入手できなかったのです。
それで、今頃になってやってみました!
お、美味しい!!
めちゃくちゃ美味しかったです。
出来上がりの写真を撮る暇もなく、食べられてしまいました。
そして間に合わず、オムレットくんのくちには入りませんでした...。
~~ 家を処分する日 1 ~~
実家に片付けに行ってから、六ヶ月ほどたちました。
母は波はありますが、なんとか過ごせています。
バスで来られなくなった辺りから、徐々にうちの手伝いもできなくなってきています。
これまで洗濯物を干してくれていましたが、畳むことだけです。
仕分けが出来ません。
タオルも、毎回たたみかたがバラバラになるのでした。
たてに長めにしたかと思えば、正方形にして、それをつみあげていきます。
一日何十件も所かまわず電話が入るので、ついにブロックしてしまいました。
しかし母と話したいこともあるし、電話もしてあげたい。
ブロックしてもこちらからかけることはできます。
(生涯で電話をブロックしたことなど一度もないので、そんなことやってみるまで知りませんでした)
「もうずいぶん長くここにいたわね。家族とも触れ合えて良かった。そろそろ帰る時期!」という発言が頻繁に出ます。
でも、実行に移そうとはしません。
それが以前との大きな違いでした。
薬で抑えているからか戻れない事をすぐに納得しますが、抑えられているだけです。
願望はあるが実行できないので口に出さないだけである、という感じです。
心にもやもやと溜まっている不満はありそうです。
でも、それにどう答えてあげればいいのかわかりません。
これが認知症介護の一番つらいところだと思いました。
そんなとき、なじみの工務店さんから電話が入りました。
不動産屋もかねており、広告を出してもらっていたのですが、家を買いたいという方がいらっしゃるそうです。
オムレットくん「りきちゃん!逃避しないで!!」
一報があってからとりあえず布団をかぶって寝てたら、怒られました。
うちは坂があるし、周囲にお店もないです。
おなじみの店は次々に閉店していきました。
車があれば郊外型のモールもあるし大丈夫ですが、ないと厳しいです。
うちの家のあるあたりは昔、山沿いに広がる広大な住宅地でした。
同じ世代の子供たちがいっぱいいました。
今は、住宅地に家だけは残っていますが人影もなくシーンとしています。
8クラスあった小学校も2クラスになり、今度1クラスになってどこかと併合になるのではないかと聞いています。
みんな、どこに行ってしまったんだろう?
母は6人兄弟姉妹で、わたしを含めて7人のいとこたちがいますが、誰一人地元に帰っている人はいません。
5人までが関東、2人は関西にいます。
仕事の関係もあるけれど、みな地元で就職しようとはしなかったのです...。
仕事がないから?
田舎に行くと、さびれっぷりとお年寄りのあまりの多さにたまに本気で不安になります。
そんな立地ですし、長いこと売れないのではないかな~と思っていたので、びっくりしました。
それと同時にがっかりして、不安になりました。
母が一体、どんな反応をするだろう?と思うと同時に、自分もやっぱり…。
生まれ育った家なのです。
「あのね、お母さん。家を買いたいって人がいるんだって」
そう切り出すと、母はぎろっとこちらを見て言いました。
「売れた?」
「う、うん」
「そうね、売れたか!」
→→ 家を処分する日 2 に続く