包丁とぎ
うちでは包丁を研ぐのはオムレットくんに頼んでいます。
（一度、砥ぎ屋さんに頼んだこともあります）
その研ぎ屋さんでの包丁の仕上がりはさすがプロ、素晴らしかったです。
しかし何といっても割とお値段がかかりました。
それでオムレットくん、100円ショップで安物の砥石を買ってきました。
一度研いでみたところ、恐ろしいほどの切れ味です！
ふっと触れたら皮膚がもう切れている、というようなできばえで、オムレットくんはご機嫌になりました。
それから、オムレットくん、包丁を研ぐのにはまってしまい、土日になるとシュッ、シュッとやっています。
それはそれは何度も何度もやっています！
（まあ、一応、釣りが好きなので魚をその場でさばきたいという気持ちもあるらしいのですが...）
ついにアマゾンで砥石を購入！（リンクのやつです）
しかし…。
100円ショップで買った砥石でやった時の方が切れ味がいいのです。
あの時、奇跡の仕上がりだったのでしょうか。
何度も説明を見て、やってはいるのですが...。
「納得いかない！」
オムレットくん、ティッシュを持ってひらひらさせながらスッと下に包丁をおろしていきます。
「これでひっかかるんだよ！あの時はスーッと切れるぐらいだったんだ！！」
「ティッシュの質もあるのでは…」
聞こえていません。
そのうち、予想通りのことが起きました。
「あーっ！切った！」
「大変！」
オムレットくん、傷口を握り締めて離しません。
ちょうどばんそうこうも切れていたので、近くの薬局に走りました。
キズパワーパッドを買ってきて付けようとするのですが、血は少し止まってきましたがばんそうこうを嫌がります。しかしかなり深い傷です。
キズパワーパッドを疑いの目で見てます。
まるで子供です。
これは…既視感がある。
まるで大きなたぬき型のテトみたいです。
「もう本当におじいちゃんになったら面倒くさそう～！自分で出来ないのにやるとか言いそう～！」
そう言うとちょっとおとなしくなりました。
そこに、ふるさと納税のお米が届いてオムレットくん、よせばいいのに取りに行こうとします。
姿は見えなかったのですが呼んでみました。
「くるみくん！お父さん怪我してるんだ」
その一言でくるみくん、どこにいたのかというような物陰からさっと飛び出してお米を持ってきてくれました。
ワーワー騒いでいるのをしっかり聞いてて、成り行きに聞き耳立てていたんだなとわかるような動作でした。
まんが ねこねこ横丁 東京かんばん猫 フルカラー版(ねこまき)（試し読み可）
男の料理・ファミリー
|
|
|
