職場で霧を吐いたおはなし
わたしはもう、典型的なデスクワークです。
ほぼ一日中、パソコンの画面とにらめっこです。
全員に一台ずつ、ノートパソコンが支給されていて、目もかわきますが喉もかわきます。
のどを潤そうと思ってお茶を少しだけ口に含みました。
あまり大量じゃなかったです。
いつもよりも少ない量でした。
そこで!
唐突に咳の衝動が!
ぶはー!!!!
おもいっきり、お茶を噴いてしまいました。
一瞬の出来事でした。
今思うに、噴き出しちゃいけない!!!と思う気持ちが強くて、ぎゅっと口を結びました。
しかし口の中はお茶が少ないぶん、空気はいっぱいで…しかも割と激しい咳で止められない…。
そのとき、天気がよくて窓から光が入ってきていて…
ものすごく効果的に霧状になったお茶がきらきらと…
広範囲に撒き散らされるのを、みんな見てました。
「すごい!!」
「あんなに幅広くきれいに噴出せるものなんだ!!」
「五十年生きててはじめて見た!!」
大騒ぎになってしまいました。
何しろ、わたし含め前方二名、おとなり1名の4名の席が犠牲になりましたので、ふきとるのもとても大変でした。
家に帰ってから
「実は今日ね…」
この出来事を報告すると、子供たちがお風呂にコップを持ち込んでまねしはじめました。
でもなかなかあれほどの四方に吹き上げる霧にはなりません。
考え込みます。
自分でも、あそこまで綺麗に霧になったのは奇跡としか言いようがありません。
タイミング…コツがあるような気がしました。
(あまり思い出したくない記憶なので、逃避してました)
・口に含んだのは少量でした。
・口をぎゅっと結んでました
・極限まで我慢しました
そこに、オムレットくんまでまねしはじめました。
ぶはー!ぶはー!
一家そろって、みんなでお風呂で何をしているのだろうか…。
洗濯洗剤 液体 柔軟剤入り ボールド グリーンボタニア 詰め替え 約2.2倍分