今日もまた違う一日

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おばあちゃんが認知症になった時のお話です。

池波正太郎のお料理

 

最近、もう一度だけお料理を頑張ろうと以前作ってためていたレシピを見ていると、池波正太郎江戸料理を創る」という本のレシピがいくつか出てきました。

 

池波正太郎はなかなかの料理好きだったようで、小説にもたくさん料理シーンを登場させているみたいです。


みたい、というのは私は池波正太郎をあまり読んでいなくて、その出てくる料理のレシピ本がたくさん売られているのを知っているだけなのです…。

 

中でもこの
池波正太郎江戸料理を創る」
はとても面白かったです!

 

 

池波正太郎の江戸料理を創る

1999/4/1 藤井 宗哲 (著), 川口 宗清尼 (著)

 

おばあちゃんが認知症になったお話 → 目次

 

 

この本の何が良かったかといって、池波正太郎の本の引用や抜粋が入っているところが良かったです。

 

「よし。夕餉(ゆうげ)の支度をせよ。助五郎めとさし向かいで、おれも食べよう、食べながら、はなしをきいてみよう」
「かしこまりました」
(中略)
この日の、長谷川平蔵の夕餉の膳にのぼったものは、生鰹節(なまりぶし)の煮つけに、蚕豆(そらまめ)の塩ゆで。竹の子とわかめの吸物など、質素なもので、先ず、酒と共に二組の膳部が書院へ運ばれた。

鬼平犯科帳』(狐雨)
 

 

 

こんな感じで、読んでいるだけでとても楽しかったです。
この本、もう売ってはいないみたいだし、他の池波正太郎レシピ本に比べるとアマゾンの評価もよくない💦ですが、私はそこが良かったと思いました。

 

面白いと思うと同時に
「江戸時代の人はこんなのを食べていたのだろうなあ~」
と思って、とても楽しく読みました。
(実際は創作だと思うのです

 

実際に出来るかというと、出来ないです。

 

レシピが問題じゃないんです!!
雰囲気です、雰囲気!!

 

なまりぶしというのがたくさん出てきます。
なまりぶしとは、で検索してみました。

 

かつおを一度くんせいにしたもので、かつおぶしになるほどカチカチになったものではないようです。
なるほど、燻製はもつし、かつおはは味があるので美味しいだろうなと思います。

 

さばとかつおは、味があって本当においしいです。
しかしアジもさっぱりしていておいしい…。

 

なんだか刺身が食べたくなってきました。

 

先ず、こうしたわけで歓待を受け、日が暮れかかるころには、二階の裏座敷で梅安が海をながめつつ、伊勢屋の名物の浅蜊(あさり)の時雨(しぐれ)煮と木賊独活(とくさうど)を肴に酒をのみはじめていた。梅安は、ここの木賊独活が大好物だ。アクをぬいて茹でた独活を甘酢へ二日ほど漬け込むのだそうだが、細く切って青海苔をまぶしたのを口へ入れると、(また、春になったのだな……)しみじみと、そうおもう。

梅安乱れ雲 仕掛人・藤枝梅安(五)

 

 

木賊独活?とくさうど…?
敷居が高いです。
どうやって手に入れていいかわからないような食材です。
検索してみると、藤枝梅安さんが出てきました。

 

あさりのしぐれ煮は多分、できます。
でもバター醤油酒蒸しなどにしてしまうかな…。

湯豆腐は出来そうな気がします。
鴨肉がたくさん出てきます!
カモならば鶏肉で代用できると思います。

 

読んでいるだけで楽しい一冊です。

 

オムレットくんが以前、さばいてくれて「これを写真に撮って!!」と言っていたほうぼうです。
(何となく写真として微妙だな~と思っていたので、そのままにしていました💦)

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