今日もまた違う一日

今日もまた違う一日

おばあちゃんが認知症になった時のお話です。

人間関係は難しい

 

以前書いたことのある、職場でかなり態度のひどい人…。
(妊娠してるかたに、大雪で積もった日に「何時に来れる?」とか言ったひとです)

 

最近、本当にパワハラっぽくて、聞いてるのがつらいほどでした。

ものすごい言い方でねちねちと叱られています。
いつも、ターゲットになっているのです。

 

すると、やっとねちねちが終わった後に、いたずら者の職員さんが、そのやられた人に、「ハラスメント」のポスターをあげていました!

 

「これね!あげる!!ねっ!ほらっ☆」

 

ちょうど背中を向けて、そのパワハラな人から見えない位置から、どうだ!と言わんばかりにみんなに見えるように広げて…。

 

これには思わず笑ってしまいました。
このかたはほんとにいたずら者なのですが、いたずらなりに慰めようとしたんだと思います。

 

職場も例にもれず、ハラスメント研修のようなものがありますが、いつも講師はこの態度のひどい人です。
全員が「お前が言うなよ…」と心の中で突っ込んでます。
(そう言い合ってるのを聞いたので、わたしの妄想ではないです!)

 

 

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おばあちゃんが認知症になったお話 → 目次

 

 

仕事や、介護や、学校や、いろんな局面でどうしようもない人間関係にあうこと、本当によくあります。
気の合う、合わないもありますし、むしろ快適な職場というもの自体が幻なのかもしれないな~、と考えるようになりました。

 

 

 

オムそばちゃんが、ぽつりと言いました。
「○○ちゃん、わたしのこと嫌いなのかな~」
「どうしたの?」
「私のこと嫌ってそうな感じなんだもん。もっとお話したいんだけど」

 

(お話したいんだ)
とそこは意外に思いました。
お互いに関わらないほうがいいよ~とアドバイスしようと思っていたのに。

 

「だってね、○○ちゃん、鬼滅のことにすっごく詳しいんだよ!だから色々聞きたいのに、鬼滅で誰が好き?って私が聞いても、ん~、って言うだけ。ほかの子にはすっごい話してるのに」

 

ああ、女子だなあ…。

 

オムそばちゃんは男子とばかり遊んでいるし、女子グループに入っていないようなので気になっていたのですが、オムそばちゃん曰く、自分のクラスはゆるくてグループじゃない子ともよく話すし、入り乱れているので平気とのことでした、

 

でもやっぱり、女子は固まってしまうのかなあ…。

 

「あのねオムそばちゃん、全員に好かれるってのは無理。あまり気にしないほうがいいよ」

 

オムそばちゃんは、あのエキセントリックで奔放でわがままなおばあちゃんに一番似ているので心配です。
母も、奔放で積極的なので、お友達はどこでもすぐに出来るのですが、やっぱりどこかで、グループに属せないことを気にして虚勢を張っていました。
強いことを言うのですが、かなり精神的にはもろいところがあります。

 

「それでね、オムそばちゃん…。いつかね、そのあなたのこと苦手!って思っている子がいて、その周囲の子が、あなたのことを別に苦手じゃないのに苦手だっていう態度を取り始めることがあるかもしれないの。わかる?」

 

オムそばちゃん、じーっと聞いています。

 

「自分の仲間の子に遠慮したり、その子に気に入られるようにしようとしたりするときにそうするの。そういう時にね、自分はみんなに嫌われている!なんて思わなくていいんだよ。全員に好かれるのが無理なように、全員に嫌われるってこともないんだから。絶対、ないんだから。ふりしてるだけなんだよ」

 

私はそういう時が学生生活全部を通じてたった1年間ありましたけど、なかなかキツいものでした。
でも理解ある友達もおり、読書の趣味が寄り添ってくれました。

 

ああ、オムそばちゃんにも本を持たせたい…。
そう思って気をもんでいると、オムそばちゃん、元気に帰ってきました。

 

「遊びに行ってもいい?」
と聞くので、
「いいよいいよ」
と外に出しました。

最近は子どもたちは、マスクをして公園で遊んでいます。

 

くるみくんの高校の面接があったので帰ってくると、エントランスに見覚えのある水筒がにょっきり立っています。
「????これ、うちの水筒だよね????」

 

持って帰ると、すずしい顔でオムそばちゃんが遊んでいます。
「ああ、その水筒、○○ちゃんの家に置き忘れちゃってた!」

 

えっ?
○○ちゃんとな?
あの、「自分のことを嫌っているのでは」なんて言っていた子の名前です。

 

「えっ?○○ちゃんの家に遊びに行ったの?」
「うん、○○ちゃんもそんなに悪い子じゃないんだよ。気をつけ~てお話したの。それでね、男の子たちをコケにしてやった!」

 

ど…どういうこと??

 

「学校で絵を描かないといけなかったやつ、男子はほとんど書かなくて○○ちゃんが80%ぐらい描いてたの!だからすごいね、すごいね~!って言って、男子なんて全然描いてないじゃん!て厳しく叱ったの。そしたらね、遊ぼうって話になったよ」

 

ふえ~~~。
「でもね、すごく気をつけるんだ。あ、今言ったの、気にさわってないかな?どうかな…って」
「いや、その練習はとても大事なことだから、まあ仲良く出来て良かったね」

 

子供のことなので、何がどう転ぶのかまったくわかりませんが、クラスにグループの垣根があまりないというのは、本当なんだなと思いました。

 

そして、オムそばちゃんも色々考えているんだなあ。
何も考えないまま、ぽんぽんあれこれしたり言っちゃったりすると思っていたのに。

 

くるみくんも、オムそばちゃんもまだまだ子どもなので、よく見ていてあげないといけないなと思います。

 

 

 

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むかし飼っていた犬にそっくりなぬいぐるみなので、実家のみんなで大事にしていたものです。

 

 

おばあちゃんが認知症になったお話 → 目次

 


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