親の支配とは
子供というのは親の支配から逃れることはできるのだろうか?
支配的な毒親の気持ちについて書いたエッセイも本もたくさんあふれているのですけど、母が私を支配したいというのは少し違っているような気がします。
どちらかというと、
「依存する相手を失ってしまうと、根無し草のように不安定になってしまうのをおさえたい」
という、母の欲求の結末であるような気がします。
今、子供たちが可愛いと言う気持ちが自分にもあるので、母もそう思っているというのはよくわかります。
母が今、世界でひとりぼっちなのを感じます。
親子だからやっぱり、母と娘のこの何とも言えない強い絆は、もう取り去ることはできないのではないかと思います。
生涯を通じて、母は本当に心の底から幸せだと思ったことはあまりないような気がします。
どこかいつも満たされなくて、いつも苛立っていて、こんなはずじゃなかったという不満を抱えているような所がありました。
今になって思えば…不安障害、とか…多動とか、ADHDとか…そういうのに該当するんじゃないかと思います。
ゆっくりしようとしても、いつもせかされているようで、その幸せから自分から逃げているような…。
不安になるみたいで、早く早く!と無駄にせかします。
1時間も先に行って、待っていたりするのです。
オムレットくんは、時間ぴったりに動くことが好きな人なので、とてもいやがっていました。
今の家庭か母かというのは、これはもう絶対に両立できません。
老い先短くなったら、やっぱり母の意思を尊重してあげたい、望みを叶えてあげたいという気持ちも確かにあります。
ただ、目の前にするともう…腹が立って腹が立って。
どうして私が私の幸せを我慢しなきゃいけないのか。
私の幸せを壊そうとするのかっていう怒りに燃え盛って、とても優しくなんかできません。
どこかで私が、私としてしっかり、母にお別れしなければならない。
振り回されることを、もうやめなくてはいけない。
オムレットくんが楽しみにしている岐阜旅行が控えています。
二泊三日の、けっこう大きな旅行です。
ああ、状況が似ている…。
オムレット君との大喧嘩…。
大島に行った時も、直前が母の引越しで、全部一人で始末せねばならず、本当に勘弁してほしい、無理なタイミングでした。
あの二の鉄を踏まないように気を付けなければ。
忘れよう!!
どうなっても、もう母もいい歳なのだから仕方ない。
90歳まで生きられればそれにこしたこともなかったけれど、母の運はもう母の運で、私の手を離れたのだと思います。
今の家族を大事にしなければ、思いきらなければ、今度は私が病気になってしまう。
あまり思い悩まない、考えないことにしよう!!
自分が年取ったとき、母のことを思い出して、ああしてあげればよかった、こうしてあげればよかったと思うかもしれませんが、次世代の方が大事です。
私が今の自分の家族が大事なのと同じぐらい、やっぱり母も大事なんだと、その気持ちを持っていることしか、もう私には出来ないです。
母が不幸かどうかを思い悩むのはもうよそう!
逃避かもしれませんが、逃避も生きていくためには必要なことに違いない。
ふとこんなニュースを見つけました。
お別れホスピタル
沖田×華さん、
私のお気に入りの漫画家さんです。
どれを読んでもすばらしく、問題を抱える人への作者のやさしい心があふれていて大好きな本です。
つらいことをたくさん描いているのに、なぜか、それがみじめなことだとか、同情されるべきことだとか思えない
よい本です。
ちょうど、この漫画がニュースになっていて、嚥下困難について書かれてました。
うーん。
精神に関係なく、体が受け付けにくくなっている、ということもあるわけか。なるほど。
精神とだけ決め付けてはいけないです。
あのおえっとなっていたのが気になります。
少し冷静に考えられるようになりました。
きれいな湖でした…。
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