スウェーデントーチ
あっという間に新年二日目です。早いです。
新年でカマキリ先生がやっていたとき、義母さんに聞いたお話です。
オムレットくん、小学生のときにカマキリのたまごを見つけてきて、ジャムのびんにいれておいたんだそうです。
そこまで聞いただけで、もう嫌な予感しかしません。
もちろん、ジャムのびんの中がものすごいことになったのですが、義母さんはとてもおおらかな人で、生き物を観察する気持ちもあります。
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「珍しいから学校に持って行ったら?」
と言って、オムレットくん、意気揚々と持って行ったのですが…。
先生にあっさり捨てられてしまったらしいです。
ま、まあ…。
ちょっと仕方ないかな…。
カマキリ先生はすごいですけど、カマキリの生態を見ていたら、やっぱりものすごく獰猛でちょっとびっくりしました。
子供の頃はカマキリをつまんでいたような気がします。
* * *
雪模様の関係か、今年は富士山が痩せて見えました。
富士山もコロナ疲れなのだろうか?と思いました。
相変わらずアウトドアにハマっているオムレットくん、こっそり「スウェーデントーチ」というしろものを購入していました。
この木は、火をつけると内部だけ焼けて行くので、上に五徳を置いたり、網を置いたりして色々焼けるんだそうです。
「でも、義母さんのうちはたくさんご飯が用意されてるかもしれないよ」
「そうだろうね」
とオムレットくんも言います。
「年越しそばをしてる時に、お肉を焼くわけにもいかないし、おもちを焼くしかないかもしれなあいけど、こんなのでお餅を焼いてると変な人かもしれないし」
でも、焼くしかありません。
かさばるからです。
「そうなんだよ~!」
オムレットくん、
「いざとなったら置いて帰る」
と言っていました。
「そのあたりにぽいってやってても木だから」
義母さんがたが、いい迷惑です。
しかし、義理実家はというと、大変な強風でした。
しかも、おそろしく冷たい風です。
これでは、川沿いのバーベキューも無理です。
川では、アマゾン川に起きる逆流現象、ポロロッカのようなに、上流に向かって流れが変わっていました。
実際に逆流しているというわけではなくて、風で波が立ってそう見える感じです。たまに、ものすごいしぶきが川なのに上がっていました。
まるで海のようでした。
さてどうするか...。
「燃やすしかない!!」
オムレットくん、風が少しばかり静まった頃を見計らって、お庭でちょっと着火してみていました。
というのも、このスウェーデントーチというのは一応、(あくまで一応ですが)内部だけ焼けていくので、外側は焼けずにそのまま丸太として最後まで立っているというもののようなのです。
まるで子供に帰ってしまったオムレットくんを心配して、義両親も私も総出でこのトーチの周りを囲みました。
万が一に備えてです。
義父さんはシャワーを用意してました。
マッチが入っていました。