今日もまた違う一日

今日もまた違う一日

おばあちゃんが認知症になった時のお話です。

家での母 1

 

連休の間に、山梨に遊びにいきました。
桃狩りをしてから、近くにあった根津記念館という所に行ってみました。 

 

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素晴らしい日本家屋でした!!

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こんな百日紅の木は初めて見ました。
 

オムそばちゃん用に買ったのですがとても便利でした。手軽に使えます。【LED デスクライト】目に優しいスタンドライト / 省エネ学習机 ledライト 180度調節可能折りたたみ式 / 三色調整 USB充電ポート 読書や勉強等に最適(银)【Facetoworld】

 

おばあちゃんが認知症になったお話 → はじめから

 

~~ 家での母 1 ~~

 

 

帰ってきた私を迎えた母は、今までどおりの普通の姿と表情でした。
しっかりした口調で話します。
「家はどうだった?ありがとう、荷物は送った?」
と言い、続けて
「家はこれから処分しないといけないね」
と言います。

 

「築30年近いので古いよね」
「でも愛着があるでしょ?私もあるよ…」
「無理。つぶした方がいいと思うよ私は」

 

そんなにはっきり言うなんて。思い切りのよい所はありましたが、帰りたい帰りたいはどうなったんだろう、とちらっと思います。

 

「貸したりして置いておいたらどうなのかな?」
「貸しはしない。もうね、売りに出す!」

 

具体的で内容も筋が通っています。
目つきもはっきりして機嫌も良いです。
こういうときに母と会話をすると、わたしも元気になりました。

 

戻った…。
いつもの母だ…。
と思います。

 

オムレットくんが言うには、帰って来る直前まで、私が帰るか帰らないか何度も立っては確かめていて、落ち着かなかったそうです。

 

電話のあったおばちゃん(母の妹)の話もしました。
三姉妹です。
(昔は華やかな美人三姉妹で通っていたそうです!)

 

「けいちゃんおばちゃんはもう、絶対にケアマネさんに相談した方がいい段階だと思ったんだけど…」
 

「あの子は人を入れるのが嫌なんよ。昔からそういう所があった。でもけいちゃんが全部するのは無理よ。早く人の手を入れないと駄目!けいちゃんは人にお世話されるのを嫌がるから無理してしまうんよ!」

 

母ははっきり言いました。
ここが、母の敬遠されるところではあるのですが、ズバズバ遠慮なく本音で言う時の会話が楽しいのも事実です。
 

けいちゃんちはね、人が来たりそういう時は見栄を張ってしっかりするんよ!そこが悪いところ!それは無理じゃって言わんと。いい顔するからね!」
「う~~~ん…」
あながちすべて思い込みとも言えません…。


自分のことはまるっきり棚上げで、あれほど大騒ぎをしたことを、まったく覚えていないみたいです。
もうその事は怖くて口に出せませんでした。

 

「病院の予約があるから、紹介状ももらってるし行こうね」
そんな話をした、次の日。

 

 

 

陽の長い夏、朝は明るいです。
朝の五時半のことでした。

 

「おばあちゃーん!!!」

 

すごいスピードで家から飛び出していき、バタンという音だけが聞こえました。
くるみくんがさっと靴を履いて飛び出しました。

 

  

→→ 家での母 2 に続く

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