今日もまた違う一日

今日もまた違う一日

おばあちゃんが認知症になった時のお話です。

ひとりで 5

 

yomidr.yomiuri.co.jp

 

最初Yahoo!ニュースで見つけたのですが、よくリンク切れになるので元ニュースをさがしました。

 

Yahoo!のコメントには、

そうはいってもそのような対応をするには、気力体力ともに充実して落ち着いた精神状態でなければ厳しい。また家族は特別の思い入れがあるため難しい。

 などなどの意見があって本当にそうだな!と思いました。

 

しかし、同じような症状のおばあちゃんを介護しておられる、うちの職場の方は自宅でみていらっしゃいますし…。
たくさんの方が介護問題に直面されているとおもわれます。

 

さらに、この当のわたしたちが介護される立場になった時どうなるか?
本当にわかりません!!
恐ろしいです。

 

 

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おばあちゃんが認知症になったお話 → はじめから

 

~~ ひとりで 5 ~~

 

 

「うちはね、義母の同居をせずに別居のままで私が通ってお世話をしたの。認知症介護のモデルケースとして紹介されたこともあるんです」
「ええ!すごい」
「まあ、りきちゃんも大変だと思うけど、今までいっぱいにかわいがられてきた恩返しだと思いますよ。わたしはそう思います」

 

本当にそうだなと思いながらも
「おばちゃんはそうやって知識もあるし、受け入れてくれているけど、おじちゃんがわりとショックを受けているみたいで…」
と打ち明けてみました。


あんな弱った叔父の声ははじめてでした。
「年も近いしねそういうのもあるんでしょうね~」
 

電話を切ってから思います。

 

「ねえちゃんにはもう会われんのかね…」
そう言って涙を見せてくれたおばちゃん。
ぐったりして動けなくなりつつあっても、やっぱり長年、うちの母に寄り添っていてくれたおばちゃんでした。

 

さっき電話をした一番下の妹のおばちゃんは、まだまだとってもお元気でした。

 

でも、けいちゃんちのおばちゃんは…。
年に追われて、出来ることも少しずつ少なくなって、夫婦ふたりきりでいる。
母もいなくなると、本当に二人ぼっちです。

 

これ、この少子化の世の中で、最終的におばちゃんの面倒を見るのって、誰になるんだろう。 

 

母は、父が教員だったのである程度施設に入れるだけのたくわえはありました。
ある意味、年金システムがきちんと動いている世代の最後の恩恵を受けている世代です。
でもそんなのない人が大半だと思いますし、わたしとオムレットくんだってそうです。

 

これからどうなっていくんだろう。
今は・今は・今は。
今は大丈夫。
今は元気だから。

 

でも、今はいずれ過去になる。

 

夜が気持ち悪く感じました。
シーーーンとしていて、風の音もありません。
気味が悪いほど静かでした。

 

生きて住んでいるひとの気配がありません。
母はこんな夜をずっとひとりで過ごしていたのかな。
この家で一人で過ごすのは気持ち悪い。
悪いとは思いつつ、何度もオムレットくんに電話をかけてしまいました。

 

「オムレットくん!気もち悪い!!ものすごく静かすぎる!台風全然来ないよ!!」
オムレットくんは何だったか忘れてしまいましたが、冗談を言って紛らわせてくれました。

認知症認知症と思い込んでいたけれど、先生はCTの結果はそれほどの収縮はみられないと言っていました。
もしかすると母は半分、鬱状態になっていたのかもしれない。
それでも、落ち着いた暮らしをしたとしても…。
あの来る時の半狂乱の大騒ぎを見てしまうと、「もとの母に戻る」可能性は薄いと思わざるを得ませんでした。

 

 

→→ 家での母 1 に続く

おばあちゃんが認知症になったお話 → はじめから

 


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