私はおばの発言に、すごいショックを受けました。昔のおばちゃんなら考えられないような言動です。

がんこ息子くんのスマホを買いに行って喧嘩になりました。

話し続ける母をよそに、わたしはちょっと離れた場所でおばに話しかけました。

わたしが驚いたのは、母のいもうと、実のおばの想像以上の衰え方でした。

がんこ息子のくるみ君は最近、彼女が出来たのでたいへん浮かれています。（ムカつきます）

認知症…？ぼけもあるかもしれない。老人うつ？それらの違いは何だろう？

お年寄りの方の免許返納は本当に難しい話だと思います。

母には、毎日必ず飲まないといけないお薬がありました。そのお薬がないといいます。

書類を分類しました。思い出系・重要書類系・わからない系に分けました。

顔を洗おうと、洗面所に入ってみて、ぎょっとしました。

もー、あまりの忙しさに、おばあちゃんのごはんを忘れるという大失態をしてしまいました。

数分立つと、母が「そうだ、あれどうなったっけ。あったかな。どこやろう」と立ち上がり動き出しました。

ショックはまだありました。家に上がってまず目に付いたのは、キッチンに放置されたたくさんの食材でした。

今日はがんこ息子のくるみ君の誕生日だったので、オムレットくんは朝からケーキを作ろうと奮闘していました。

新幹線だと六時間かかる実家への道のり、やんちゃな娘が、今回の旅ではとてもお利口でした。

父の突然の死がまったく受け入れられず、信じられませんでした。

オムレットくんがわたしの家に挨拶に来た時、母は彼が帰ってから悪口のオンパレードでした。

うちの母はまさに特撮ガガガのお母さん。

私はさすがに、声を上げて怒鳴りました。

悪魔のおにぎりと酢豚。そしてからあげ。

二日間お休みをもらって、金曜日に出発することにしました。この三日間が勝負です。

まだ他にも心配がありました。すべてはそこからはじまったのです。

私は認知症について、本格的に検索をはじめました。

「今日のご飯は何でしょうか」「きめた。今日は刺身」