今日もまた違う一日

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おばあちゃんが認知症になった時のお話です。

事故 2

 

実はかなり、実生活の日々にブログの内容が近付いています。
もう少しで、終わり…ではないですけど、「日々の生活とおばあちゃん」みたいな感じになるのではないかと想像しています。

 

もうちょっと早めにそうなるかと思っていたのですが、思わぬところで母のこの事故が起き、またてんてこまいの生活をしていました。

 

本当に、何が起きるかわからないのが介護だと思いました。

 

 

 

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おばあちゃんが認知症になったお話 → 目次

 

~~ 事故 2 ~~

 

 

責任者の人から電話がかかっていないこと、翌日になるまで待ったことからみて、大したことではないのだろうか?と思っていたのですが、もうちょっとつっこんで話をお聞きしました。

 

要約すると
・金曜日のお昼に転んだらしい。
・腫れている
・痛がって歩けない
・車椅子を使っている

 

それは…
骨折の可能性が高いです!
しかし、土曜日。
「金曜日に転んだのではないのですか?その時はわからなかったってことですか?あとで痛がったり?」
「転んだのを誰も見ていないのでわからないんです」

 

だめじゃんーーー!!!!

 

 

大慌てで救急に電話をかけ、準備して待っていてもらえるとのことだったので車を飛ばして行きました。
オムレットくんも一緒です。

 

施設に入って最初に気になったのが、いつも母がいた席にいる人がいないことでした。
比較的母と気が合っているように思えた人でした。
だんなさんらしき方がいつもよく来ていて、そばによりそっていました。
その方が席にいません。

 

転居された?
こんな時にそっちの方が気になってどきどきします。
施設がおかしくなっている気配をそのご家族も感じたのでは??

 

母は、そのいなくなった方が座っていた席に座って、顔を伏せていました。
もう一つのテーブルに座っている方が後ろを振り向いてみていて、
「心臓止まった!?心臓止まった!?心臓止まった!?」
とずっと叫んでいます。

 

大変な雰囲気でした。

 

 

電話したのは割と若めの男性でした。
私の年ぐらいになれば、男の子といってもいいです。
責任者の方もいらっしゃって、
「さ、説明して…」
と促しています。

 

いや、無理だろう。
と思いましたが、黙ってこれまでと同じでしたが説明を聞きました。

 

「病院に行こう」
わたしとその方が母の上にかがみこむと、またもう一つのテーブルの方が
「心臓止まった!?心臓止まった!?心臓止まった!?」
と立て続けに叫びます。

 

男性はひどくいらいらした顔になって、ちょっとこらえるようにこぶしを握り
「うるっさいな~」
とつぶやきました。
思わず出てしまったという感じです。

 

それから振り向くと、押し殺したような声で
「少し黙っててもらえませんか」
と言いました。

 

オムレットくんと私は黙っていました。
すべてがおそろしい場所にいると感じました。

 

 

 

→→ 事故 3 に続く

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