今日もまた違う一日

今日もまた違う一日

おばあちゃんが認知症になった時のお話です。

事故 1

 

うちはマンション暮らしなのですが、障子がもう何年もびりびりに破れています。
ねこでも飼っているのかな!?というぐらいびりびりです。

 

今度貼りなおすときは、ぜったいに布にしようと思っています!!
プラスチックだと味気ないのと、布を貼るのがいいと聞いたので、そうしたいのです。

 

貼る布はあれもいいな、これもいいなと思っている間に時間がたち…。
今では、おそろしいほどのビリビリに。

 

仕方なく、障子紙を貼ろうとしたのですが…。
長さが足りませんでした!!!!
早急になんとかせねばなりません。うう…。

 

 

 

 

どろぼう猫プレート

 

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~~ 事故 1 ~~

 

 

施設のかたが、
「ケアマネはまったく把握していないと思いますので…」
と言ったのはこういうことなのか、というのがよくわかりました。
でも、それで本当にいいんだろうか!?
ケアマネージャーさんって、それでいいの!?
そういうものなの?

 

実家のあった地元でも、今まででも、こんなことはまったくなかったのでびっくりしてしまいました。
それとも今までが良すぎただけ??

 

とりあえず、つめきりばさみをカバンに入れました。
入れっぱなしにしておいて、ちょっと早めに訪問しよう。

 

そのつめきりばさみを使うより前に、事故が起きました。

 

正確にいうと、つめきりばさみを入れたままの状態で、まずあの大変な台風が来ました!

 

 

朝、オムレットくんと散歩に行っていました。
帰ってくると、ちょうどくるみくんが電話を置いたところ。
顔色が曇っています。
言いたくなさそうな顔をしています。

 

「どうした、くるみくん?」
「あ~また、ばあちゃんが~」
とつぶやいています。

 

「どうしたの?」
「ばあちゃんが転んだって。病院に連れて行って欲しいって言ってる」

 

こ…転んだ!!
やばい!!

 

しかし、家の電話にかかるのはめずらしいです。
いつも緊急の用事でないときまで、携帯に直接かかってくるのに…?
携帯に着信は入っていません。

 

すると、くるみくんが付け加えて言います。
「だめそうな人だった」
「だめそうな人?」
「説明してる人がだめそうな人」
「そ...そうか…」

 

高校生にだめそうな人って言われるって相当だぞ。
でもここの所、人がくるくる替わっていて誰のことなのか把握できません。
把握できていないから、直接家の電話だったのかもしれない。

 

 

慌てて電話をかけなおします。
あまり慣れていなさそうな声です。
いつもひっこんで裏方な仕事ばかりしてた方だと思います。

 

どうして責任者さんからかけないのかな?
ちょっと疑問に思いました。
転んだだけなら、かかったことのあるご近所の整形外科かと思います。

 

すると、
「大きな病院の方がいいと思います」
と繰り返されます。

 

 

 

 

→→ 事故 2 に続く

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どろぼう猫プレート(くろねこ)