母のことと叔母のこと　１ - 今日もまた違う一日

ついに、おばあちゃんとデジタル面会をすることができました！！
およそ６ヶ月ぶりの再会です。
でも、その前にちょっとした出来事がありました。

オムレットくんはお休みに入っていましたが、私はお盆期間中も出勤だったので、会社を早上がりしてから伊豆へ向かうことになっていました。
その会社での出来事です。
私は、おじからおばちゃんが入った施設の名前をやっと聞き出していました。

母のデジタル面会の予約を入れると同時に、
「そうだ、おばちゃんの施設にもちょっと電話をかけてみよう」
と思いつきました。

おばあちゃんが認知症になったお話　→　目次

一体どうしているのか、気になっていました。
それにもしかすると、おばの施設もデジタル面会をやっているかもしれない。
（母のデジタル面会の不安のついでにおばちゃんにも電話しちゃって気を紛らわせようというの気持ちもありました）

施設の名前を聞いたとき、おじちゃんはかなり腹を立てていました。
「よく入れたね」とか「コネあったのかね」的な感じのことを言われたらしく、
「余計なお世話じゃー！！」
とか、
「人にはそれぞれ事情があるっちゅうもんじゃー！！」
的なことを言ってました。

いつも穏やかなかたなのですが…。
おばちゃんの介護生活から解放されて気が抜け、最近、疲れてぼんやりしていた様子だったのが、この日はすごくはっきりしてました。
もしかしたら、怒りがちょっとおじちゃんを元気づけてたかもしれません…。

今だから思うのですけど、怒って興奮しているときのほうが頭が回る気がします。

私は本当にこのおばにそっくりで、いつも似ている、似ていると言われ続けてきていました。

母と喧嘩して興奮しているときも、母ならダメダメ言うようなことでも、おばちゃんはいつも
「いいやないの、いいやないの」
と言って受け入れてくれていたなあ…。

最近の自分の顔を見ると、なんだか前よりもものすごく、おばに似ています。

それで電話をかけてみると、うちの母のデジタル面会、「１ヶ月に１回、10分」を上回る衝撃でした。
おばちゃんはコロナの影響で、完全に面会謝絶でした！

１ヶ月に１回すら、会うことはできません。
そしてデジタル面会の予定もないとのことでした💦

この施設は唯一、顔が見たい時には窓から姿を見られる場所があるので、話はできないけれどもガラス越しに手を振ることはできるとのことです。

わたしはごらんのとおり、コロナの感染が爆発している関東地方ですし、おばちゃんは九州です。
もう全く会える見込みは（母よりもずっと）ありません。

少し言葉を失っていると、施設の方が言ってくれました。
「あのう、今でしたら、少しだけ電話で話すことはできますよ」

今！？

今なのか...。
でもこの際ですから、
「お願いします」
と頼みました。

そこでふと思い出して聞いてみました。
「あのう、おばは、話はできる状態なんでしょうか？おじから、もうだいぶ話しかけても反応がないというふうに聞いてるのですが…」

施設の人によると、やはり話しかけても答えは返ってこないとのことです。
そして、完全車椅子生活でなおかつ、２４時間オムツの状態であるとのことでした。

しかも入所してから１ヶ月ほど前に、車椅子から立ち上がろうとして転倒して骨折してしまったとのことです！

なんだか母みたいです。
こんなところで姉妹が似るんだなと思いました。

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梅雨明け前の写真です。きれいな花でした...。

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