今日もまた違う一日

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おばあちゃんが認知症になった時のお話です。

寝たきり生活へ? 4

 

母の生死をわたしが決めなければならない(かもしれない)ということを、現実として考えると、相当にきついものがあります。

 

一時期、海外、特に北欧の方は寝たきり老人や認知症が少ないというニュースがあって、しきりと読んだ時期がありました。

 

無理な延命治療はいっさいせず、自然にまかせているので普通に死んでいく。
管をつながれて息も絶え絶えになりながらも生きている、という状態がない、とありました。

 

日本は、食べられなくなったら栄養剤を飲むのです。
もし飲んでいなかったら、母は最終的に餓死みたいな状態になっているのかな?
それもキツいです。

  

 

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おばあちゃんが認知症になったお話 → 目次

 

 

医療行為の中でも、透析は想像しやすいです。
うんち、おしっこが体にたまっていく状態ですから。
しますか?しませんか?という選択で、そこでしないなんてとても言えません。

 

また、母は生きていたいと言う人なのを、わたしは知っています。
もし、お金を出せば生きられる手だてがあるとして、限度というものがあって、それをするかしないか、の選択肢を迫られるときがきたら…。

 

私が、母に
しんでくださいね
と言うということになります。

 

医療の発達というのは家族にとってもお医者さんにとっても、残酷なことでもあるかもしれないな、と思いました。

 

「でも、まだあなたはひとりっこなのでいいこともあるんだよ」
とお友達が言います。
「家族全員の意見が人によってまったく違うから、ものすごく大変なんだよ!!」

 

この前に見た安楽死問題の映画もそうだったな~!
分け合う人はなく、全部が私の肩にかかるということでもあります。

 

一番なんとなく気味が悪いのは、だんだん、母の死のことを現実的に考えている自分がいることでした。

 

 

 

母は生きたいという人、ということを考えているときに、思い出したことがありました。
おばちゃんは、いきなり施設に入って、面会禁止になる前は、おじちゃんと二人暮らしでした。
その中で、おじちゃんはどんなに言われても、決してショートステイやロングステイをしようとしませんでした。

 

おじちゃんはこの曖昧な境目のところ全て、おばちゃんの面倒を見ていました。
あの歳で、しかもたった一人で。

 

なぜならおばちゃん、そういうの(介護施設のステイなど)がもう本当に、大・大・大嫌いだったのです…。
わたしも、まだ元気なおばも、おじちゃんも、そのことをよく知ってました。

 

おじちゃん、ご飯を作って、食べさせて、オムツを替えて、着替えさせて、お風呂に入れていたと聞きます。
普通だったら、ショートステイ、ロングステイを経て、だんだんそういう施設に慣れていき、介護する方も手助けしてもらいながら、これから先をみていく…。という一面があるかと思います。

 

そのおばちゃんが、突然、施設に放り込まれて、おじちゃんとも親戚とも、まったく会えなくなったのです!
それは戸惑うし、腹を立ててても仕方なかったかもしれないなあ…と思います。

 

こうして、本人の本当にしたいこと、こうありたいこと、からどんどん引き離されていくのが年を取るということなのでした。

 

こうして、相当に悶々としているのですが、まだまだ、母は起き上がるかもしれません。
立って歩くかもしれません。

 

今まで、気持ちがわかると、自分のおばあちゃんもこうだった…と言ってくれた方たちが皆、たどってきた道なのでしょうか。

 

母と私は随分格闘し、葛藤もしましたけれど、徐々に徐々に弱って死に向かっていくいく過程をずっと見守らなければいけないのが介護というものなのだなと思います。

 

 

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近所の公園が紅葉していました。(去年ぐらいの写真です)

 

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