今日もまた違う一日

今日もまた違う一日

おばあちゃんが認知症になった時のお話です。

季節は過ぎる

調子が良かったのもあるでしょうけど、母の元気な顔を見ることができて、ちょっと私も心が落ち着きました。

 

昔から、入院した知り合いについて、親戚がちょびっとだけ様子を見て、「あーだこーだ」「かわいそう」「そういう人なんよ」などと言っているのを、すみっこで聞いていましたが…。


今こうなってみて思うのは、日々毎日を一緒に過ごしている人でなければ、絶対にわからないことがある!!ということです。

 

今は、おそらく母のことを一番よくわかっているのは施設のかただと思います。

 

外野が勝手に色々言うな!!という気持ちです。
たとえ、怒っているおばちゃんの姿を垣間見たとしても、おじちゃんには絶対に伝えてはいけないな、と思いました。

 

 

 

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おばあちゃんが認知症になったお話 → 目次

 

 

マスクは、さすがに数も減ってきました。
そのかわり、増えてきたのが布マスクです。

 

〇ベノマスクが届き、学校づてにも何枚か配布がありました。
学校からの配布のマスクは、しっかりした縫製で大きめのものでしたので、使いやすいです。

 

さらに一回り大きくて、すごく見事な布マスクが、ふるさと納税先から感謝のサービスとして届いたやつもあります。
これが一番、つけごこちもよくて立派です。
ふるさと納税グッジョブです。

 

さらに会社からも、布マスクが配布されました!!

 

ここにきて、全員に何日かゆきわたるほど布マスクが充実してきました。
「そろそろ、布マスクに切り替えようよ」
とオムレットくんが言います。
「普通のマスクは、何かのときのためにとっとこう」

 

 

そして、おじちゃんから電話がかかりました!
別に悪いことは何もしてないのに、ドキドキしてしまいます。

 

「ねえちゃんのことも気になるし、どうしてるかのう」
私は母と話しているとき、画面のスクリーンショットを取ることができました!!
これはデジタルの利点です。
最新の母の画像です。

 

おじちゃんも携帯を買ったので、ワンチャン、母と顔を見て話すことも出来るはずなのですが…。
残念ながら、そこまで使いこなすのはきびしいです。
そばにいて教えてあげることもできませんし。

 

なので、スクリーンショットを携帯のメールで送ってみていたのですが…。
「見られん!わからんぞ!」

やはり、見られないようで残念でした。

 

オムレットくんが、
「多分、おじちゃんの持ってるのは普通のスマホだよ」
と言います。
「だって僕の持ってるやつ、お年より向けスマホだもん」
「!?」

 

 う...嘘でしょ~!!

 

ガラケーがもう終了になるでしょ。その時に、この機種で残っているのがお年より向けならすぐご用意できますって言われたんだよ」
「でも、ごく普通のスマホにしか見えないけど…。そんな大きな文字でもないよね」
「あれって、アプリみたいなもので、初期表示を切り替えてるだけなんだよ!見てたら店員さんが設定で切り替えたら普通のスマホになったもん。それを今使ってるの」

 

そ、そうだったんだ…。

 

おばちゃんに電話したことは言わなかったのですが、おじちゃんは本当に生活が楽になったようでした。
「ありゃあ、介護従事者の人は大変じゃ!!今の2倍か3倍は払わにゃならならんわ」
私も自分が関わってから、消費税なんて言えなくなりました。
(適切にむだなく、そちらに還元されてればの話ではありますが)

 

「今はおばちゃんにも会えんけどの、会った時には、ほとんど話さん。ぼーっとしとるだけじゃ。でもわしがわかるか、と言ったらの、わかる、ちゅうんじゃ!それがなくなったらしまいじゃ…」
「…………。」

 

また少しどきどきしてきました。
こんな風な話を、ああだったよ、こうだったよとすべて打ち明けて話して、すごくよくわかってもらえた相手は母だけです。

 

季節は飛ぶように過ぎていってしまいます。

 

 

 

 

 

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