今日もまた違う一日

今日もまた違う一日

おばあちゃんが認知症になった時のお話です。

何もかも裏目

 

ああ、またモメてる……。
しかしこれは、引継ぎの中身に関することだったので参加しました。

 

そもそも、引継ぎの内容なんだから、どうして私に直接聞きに来ないんだろう。

 

よくよく話を聞いてみると、しろくまさんは現状を把握も説明もできてなくて、ゴリラさんの言いたいこととも噛み合っていないのが分かりました。

 

確かにこれは、ゴリラさんがなんなんだよと思う気持ちもよく分からなくはないです。

 

ならばよく分かってる私を呼んで、ちゃんと聞いてみればいいことなのです。

 

今までの上司の立場の人たちはみんなそうしていました。

 

 

 

 

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おばあちゃんが認知症になったお話 → 目次

 

 

その中で、やり方を飲み込んでくれる人もいれば、丸投げでそのままの方もいました。
でも、自分がしっかりわかっていなければいけないことだということは皆さん理解していました。
しろくまさんだってそこは理解しています。

 

ただ、
・ものすごくたまにしかない仕事であること
・ゴリラさんの命令で、白くまさん恐ろしいほどの仕事量になってしまっている。
・ゴリラさんの叱責で、脳が収縮(たぶん)してしまっている。
というだけなのです。

 

しかーし!
こういうことは一切!まったく!
考慮には入れません。

 

そもそも聞かなくても最初からわかっていてしかるべきでしょ。
それが上司でしょ。
全部頭に入っていて全部完璧にできて当たり前。
それがこの役割(のマニュアルどおり)なんだから!(ドヤァ)

 

という感じです。

 

こういう人は上をまとめる責任者やリーダーになっちゃいけないと思うんです。

 

本人からしてみれば思い通りに動いてくれないとか言うんでしょうけど、人はロボットではないので向き不向きもあるし許容範囲もあります。

 

特にしろくまさんは今完全に傍目から見てメンタルをやられているようなのに。
(でもインコさんはいじめる。こういうところがツッコミどころです)

 

ゴリラさんとよく話して説明してわかってもらえました。
そういうところはさすがゴリラさんなので、ならこうしてほしいという要望を提案されて、それならとこちらも納得しました。

 

話が終わってから、白くまさん言います。
「りきさんがいなくなると、味方がいなくなっちゃう…」

 

子犬みたいな顔です。
でっかい、いかつい、白くまの子犬です。
意味が分かりませんが、そういう感じです。

 

うぅ……。お、重い。

 

それに敵とか味方とかじゃないっ!
仕事の話なんだー!!

 

この不安があるから、朝の七時に電話してきたりするのでしょう。だからわたしも、
ストーカーだ!
とか言わないで、接しているわけです。

 

それに、そこはやっぱりちゃんと線引きしていて、男女の云々みたいなそういうのは、いっさい見えませんし…。

 

 

* * *

 

 

さてあと数日後ということになった時、何もかも不安でいっぱいですが、やっぱり言っておかねばならないと思って、ゴリラさんに言いました。

 

・不安なので有給を返上して欲しいと言われているが、それはちょっと無理だと思うこと。
・今、引き継ぎをしているものが1年後に必要なものなので、ゴリラさんならわかると思うので(優秀です)、ゴリラさんにちゃんとケアしてもらいたいこと。
・100ページぐらいある引継ぎ書は作ったけれど、読んだからできるとも言えないようなものだから、ゴリラさんがちゃんとケアしてあげてほしいこと(大事なことなので三、四回、言いました)

 

余計なこととは思いながらも、優しくしてあげてくださいとも言いました。

 

最後なので。

 

次の日、しろくまさんがとても辛い顔をしています。ゴリラさんに死ぬほど怒られたというのです。

 

なっ、何ーーー!!

 

なぜ?
どうして???

何がどうしてそうなった?

 

 

 

 

遠い昔に東京のお店で食べて美味しかった写真です。

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