今日もまた違う一日

今日もまた違う一日

おばあちゃんが認知症になった時のお話です。

焚き火でお芋

 

「いいお天気だね、たきぎ拾いたいな」
「拾いたいの!?寒いよ!?」
「ちょっとたきぎ拾い、面白かった」

 

と、会話を交わしている間に、寒いとか行っておきながら、オムレットくん、そのまま川沿いに車を停めてしまいました!

 

早すぎです。

 

 

 

ぼっちテント

 

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以前拾ったカヤの燃えかたはすごかったです。
あまりにもすぐに火が付くし、自然に燃えるので面白かったのです。着荷剤なしで全然いけます。

 

その代わり、スウェーデントーチのときも思いましたけど、風が強い火は危険です。
あまりにもすぐについてしまう火が飛んでいって、火事になるかもしれません。

 

火遊びは相当に気をつけていないと危険だと思いました。

 

今日は何となくおだやかな日です。
たきぎは面白いようにとれました。

 

というのも、一昨年の台風のときの大水で流れ着いた木々が、今や、すっかりひからびて、当たり前ですが片付けたりする人もなく堆積したままなのです。

 

改めて見てみると、とんでもない大水だったんだなあとしみじみ感じます。

 

「中も空洞になってるから、カヤじゃなくてもよく燃えるよ」
とオムレットくんが言います。
「だから山の中のキャンプ場よりも、海に近い川沿いの方がキャンプはしやすいんだ」

 

オムレットくん、もはや慣れた仕草でたきぎをまとめはじめました。
何とひもまで用意しています。
 

 

昔話によくある、「たきぎを拾いに行きました」というのは、こんな感じだったのでしょうか。
 

たきぎを拾って帰った時の問題点は、じゃまになることです。
車のトランクがダンボールに入れたたきぎでいっぱいになっています。

 

「おだやかだし、お天気もいいし、やっちゃおう!」

 

さて子供たちが、みんな文句を言っています。
オムそばちゃんは午後にお友達と遊ぶ予定が入っていますし、くるみくんはすごく不満顔で
「家でゆっくりしたかった…」
なんて言います。

 

「ここしばらくやってなかったし、いつもゆっくりしてるでしょっ!」
文句を完全に無視して二人とも連れ出してしまいました。

 

今日はお肉は用意してません。
焚き火するだけです。
「お湯を沸かして、カップラーメンでも飲もう。午前中だけでさっと帰るんだ」
とオムレットくんが言って、各々、完全に食べきれるのが確実な小さめのカップを買いました。

 

ソーセージを買いました。
少しあたためられる程度のパンを買いました。
ベーコンを買いました。
お水を買いました。
(このあたりでやめておかないと、どんどん増えていきます…)


私は、出かける直前に、冷蔵庫に残っていたお芋をひっつかんでアルミに巻いて持って行きました。

 

オムレットくん、小さな焚き火台は私にもうくれていて、自分は石を積み上げてかまどを作っています。

 

あまりにも何度もやるので、だんだん、本当に慣れてきてしまいました。

 

そのとき、風が少し出てきました。
やはり冬の風は強いです。
焚き火台は吹きっさらしなので、飛ぶのが心配になりました。

 

ちょうど、誰か他の人が作っていたかまどの痕があります。
その石を組み替えて、風よけを作ってみました!

 

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「うまくやったね」
とオムレットくんが言います。
でも、なんちゃってなのですぐに崩れてしまうかも…。

石の隙間から風が吹き込むのと、カヤやスカスカの木のおかげで、あっという間に火がつきます。
面白いように燃えて、すぐにお湯も沸きましたし、ソーセージも焼けました。
(お野菜が気になりますが…)

 

子どもたちも、案外に楽しんでいます。
何よりも、一番美味しかったのはお芋でした!
ねっとりとして甘味が強く、安いお芋とはとても思えないほどの美味しさです。


オムレットくんまで
「お芋は盲点だった…」
なんて言っていました。

 

そうだ、これが昔ながらの「焚き火で焼き芋!」です。

 

オムレットくん、この軽~い感じの焚き火遊びにいたく満足したらしく、
「うちはもうゆるキャンどころかだらキャンだから」
なんて言っていました。

 

 

 

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母子の口あらそい

 

お正月に会う前のことですが、義母さんが電話をかけて来たことがありました。

 

ずっとガラケーを使っていたのですが、お友達もみんなスマホを使い始めたらしく、ついに買い換えないといけないかという時期に入っているようです。

 

行く途中で
「どうなったかな、もう買ったのかな」
と言うとオムレットくんが
「まだ買ってない」
と言います。

 

 

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「だってガラケーで写真を撮って、マイナンバー用にパソコンに移したいっていう電話がかかってきたから」
「まじですか」
「あの人たちはそんなもんだよ。まるでわかってない」

 

そうかなあ

 

義母さんはすごくしっかりしててパソコンも扱えるし、何よりネットでとてもよく調べます。勉強家なのです。

 

情報を得ようとする意欲がすごいです。
新聞も経済新聞を取っていますし、隅から隅まで読んでいます。

 

ちゃんと自分で調べないと損をするのは自分だ、というような感じの意識があって、こういうところはやはり東京の人なのかなという感じがします。

 

偏見かもしれませんし、人によるとは思いますが、長年の知り合いしかいないご近所付き合いの中で、のほほんとやっていた田舎の人にはなかなか、こういうリスク管理の意識はありません。
(だから狙われるのだと思います)

 

義父さんも、ものすごくきっちりと調べていくので、役所の人も知らないようなことも知っています。

 

一度、お二人が作ったエクセルファイルを見る機会がありましたが、それはそれは、うちの会社の中でもなかなかここまで作れる人はいないというレベルでした。

 

オムレットくんを始め、3人兄弟姉妹は、若干、義母さんをばかにしてるようなところがあります。

 

ごく普通のおばさんだと思っているのですが、私から見れば義母さんは全く普通のおばさんではありません。

 

かなり賢い方だと思います。

 

うちの近所の地区の付き合いを見ていても、なかなかいるかいないかのしっかりした方です。

 

(こういうことを言っていると、よく親戚からは「媚びている」とか「どうして姑をそんなに持ち上げないといけないの」とか「夫に気を使いすぎ」とか言われてムカつきます...。あなたたちの、そういうことを言う所がないから良いんだよっ、と思います)

 

着いてから
スマホは買いましたか?」
と聞いてみると、まだ買っていないとのことです。

 

オムレットくん、でん!とかまえて
「説明するから契約書出して!」
と言って、赤ペンを手に説明をはじめました。

 

せっかくの親子の時間なので邪魔をしてはいけません。
横で大人しくポリポリとピーナッツを食べていると、こんな感じです

 

「それはできないよ」
「でも、YouTubeではそうは言ってなかったけど」
「いやできない」
「そうお?」
「そこはできないんだよ」

 

義母さん、やっぱり相当に調べているようです。
 

「でもYouTubeが…」
「できないよっ」

 

オムレットくん、怒ってしまいました。

 

義母さんは、キャリア携帯で、言われるがままにガラケーからスマホに変えるのに不信感を持っているようです。
でも、オムレットくんは断然キャリア携帯推しです。

 

多分、義母さんが計画しているのは、SIMフリーのスマホを買って格安携帯キャリアで契約です。
使い方の頻度からは、それがいちばんいいような気がします。

 

「だってそんなに使わないんだもの...」
と言っています。

 

義母さん、私とちょっと話していて、YouTubeの情報とぴったりあっているので、俄然元気が出てきました。
オムレットくんはそもそも、SIMフリーの格安携帯なんて調べたこともないので、まったく知らないのです。

 

「そうよねー!だってYouTubeって、すごくいっぱい説明してるのよ。書いてあるのを読むよりわかりやすくてさ」
「だめだよっ。今のガラケーから格安スマホに変えるなんてできないんだから!」

 

昔はそうだったけど…。と言おうとすると義母さん、オムレットくんにとどめをさしてました。
「あんたの情報、古くない?」

 

オムレットくん、さっきまではちょっとだったけど、今度は、かんかんに怒ってしまいました。

 

義理実家に帰ったときには、すっかり子どもに帰ってしまうので、意味もなく反抗的になってみたりするので、義母さんよりも全然、オムレットくんの扱いに困ります。

 

 

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イチョウが見事でした。

 

 

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スウェーデントーチ

 

あっという間に新年二日目です。早いです。
新年でカマキリ先生がやっていたとき、義母さんに聞いたお話です。

 

オムレットくん、小学生のときにカマキリのたまごを見つけてきて、ジャムのびんにいれておいたんだそうです。

 

そこまで聞いただけで、もう嫌な予感しかしません。

 

もちろん、ジャムのびんの中がものすごいことになったのですが、義母さんはとてもおおらかな人で、生き物を観察する気持ちもあります。

 

 

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「珍しいから学校に持って行ったら?」
と言って、オムレットくん、意気揚々と持って行ったのですが…。

 

先生にあっさり捨てられてしまったらしいです。

 

ま、まあ…。
ちょっと仕方ないかな…。

 

カマキリ先生はすごいですけど、カマキリの生態を見ていたら、やっぱりものすごく獰猛でちょっとびっくりしました。
子供の頃はカマキリをつまんでいたような気がします。

 

* * *

 

雪模様の関係か、今年は富士山が痩せて見えました。
富士山もコロナ疲れなのだろうか?と思いました。

 

相変わらずアウトドアにハマっているオムレットくん、こっそりスウェーデントーチ」というしろものを購入していました。

 

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この木は、火をつけると内部だけ焼けて行くので、上に五徳を置いたり、網を置いたりして色々焼けるんだそうです。

 

「でも、義母さんのうちはたくさんご飯が用意されてるかもしれないよ」
「そうだろうね」
とオムレットくんも言います。

 

「年越しそばをしてる時に、お肉を焼くわけにもいかないし、おもちを焼くしかないかもしれなあいけど、こんなのでお餅を焼いてると変な人かもしれないし」

 

でも、焼くしかありません。
かさばるからです。

 

「そうなんだよ~!」

 

オムレットくん、
「いざとなったら置いて帰る」
と言っていました。
「そのあたりにぽいってやってても木だから」

 

義母さんがたが、いい迷惑です。

 

しかし、義理実家はというと、大変な強風でした。
しかも、おそろしく冷たい風です。

 

これでは、川沿いのバーベキューも無理です。
川では、アマゾン川に起きる逆流現象、ポロロッカのようなに、上流に向かって流れが変わっていました。

 

実際に逆流しているというわけではなくて、風で波が立ってそう見える感じです。たまに、ものすごいしぶきが川なのに上がっていました。

 

まるで海のようでした。
さてどうするか...。

 

「燃やすしかない!!」

 

オムレットくん、風が少しばかり静まった頃を見計らって、お庭でちょっと着火してみていました。

 

というのも、このスウェーデントーチというのは一応、(あくまで一応ですが)内部だけ焼けていくので、外側は焼けずにそのまま丸太として最後まで立っているというもののようなのです。

 

まるで子供に帰ってしまったオムレットくんを心配して、義両親も私も総出でこのトーチの周りを囲みました。

 

万が一に備えてです。
義父さんはシャワーを用意してました。

 

 

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マッチが入っていました。

 

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ウッドキャンドル(スウェーデントーチ)【単品】

 

チーズインメンチカツ

 

朝に、くるみくんもオムそばちゃんも出て行ってしまったので、さてどうしようということになりました。

 

まだ、オムレットくんも私も、あまりちゃんと朝食を取っていません。
「海沿いにあるガストに行こうかな」
と言うと、オムレットくんもついてくると言います。

 

それで、ガストに行きました。
モーニングだと安いです。

 

コーヒーはそんなにおいしくありませんけど、ちょっと気晴らしするには最適です。

 

オムレットくん、仕事のPCまで持ち込んでいました。

 

 

メガフッカ IH対応Sディープパン 22cm

 

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私も本など持ち込んで、のんびり過ごしていたのですけど、後ろの席が不穏な感じです。

 

わたしの背中ごしから、大きな声が聞えます。
「これ、本当にメンチカツなの」
「はい、メンチカツです」
店員さん、迷うことなくきっぱりと答えています。

 

「えっ、でもこれはハンバーグでしょ」

 

!?
いったいどういう事なのだろう。

ハンバーグとメンチカツっていうのは、かなり違う食べ物なので間違えそうな気がしません。

 

「メンチカツですね」
店員さん、マニュアルどおりなのか、困惑したり気分を害したりすることなく、きっぱり答えてます。
迷いがまったくありません。

 

「でもチーズが出てきたよ。これ、チーズインハンバーグだよね」
チーズインハンバーグは私も大好きです!

 

店員さんがきっぱりしてるのでいったん引き下がった背中越しの人ですが、どうにも納得がいかないらしく、もう一度呼んでました。

 

「でもさこれって、ハンバーグを一度焼いて、それから衣をつけて揚げてるわけ?それがメンチカツなの?」

 

店員さん、ちょっと工程まではわからないのでと言って、厨房に一度消えました。

 

それから、戻ってきて決然として言います。
「そうですね。それがメンチカツです」
「えっ、でもこれはハンバーグ。メンチカツっていう食べ物が、一度ハンバーグを焼いてからそれに粉つけて衣つけて揚げてる食べ物じゃないってことは一般的に認識されてるでしょ」

 

店員さん、さすがに苦笑いです。

 

「これは、メンチカツじゃない。これは…これは…これは…揚げハンバーグ!」

 

結局、ハンバーグを一度焼いてから衣をつけて揚げているのが、ガストのメンチカツだ、ということになって、(というか最初からその結論意外ないのですが)背後のお客は憤然として去って行きました。

 

いなくなって十分ぐらいしてから、オムレットくんが言います。
「隣の家のおでんにじゃがいもが入ってるぐらいのいちゃもんだよ」
噴き出してしまいました。

 

私の実家は、おでんにじゃがいもを入れるのは一般的でないのです。

 

でも、「チーズインハンバーグ」と言ってました。
それはすごいなと思います。
チーズインハンバーグをいったん焼いてから衣をつけるというが発想がなかったです。

 

「チーズ入ってたら、中まで熱が入らないから下処理して揚げてるってことでしょ。おなじタネからどれだけ別の料理を導き出せるか。企業努力だよ」

 

私はどうも今ひとつわかりません。
いったん焼いたらつるつるして油っぽくなってしまい、パン粉がつかないんじゃないかと思います。
「それは、メンチカツをここで頼んでみないとわからないよ」

 

ガストも、「チーズインメンチカツ」とでもしておけばよかったのかもしれませんん。

 

オムレットくんの方からは、文句を言っている人の顔も見えたようですが、割と年配のかただったと言ってました。
声も大きく、主張も激しいので気になってしまいました。

 

「マックのパテが同じ二枚にするか三枚にするか乗せる順番変えるかだけ」
オムレットくんはずっと、ガストをかばっています。

 

店を出てから、
「今夜、メンチカツにしてもいいかな…」
「僕もそう考えてた…メンチカツにしよう」

 

結局、夕食はごく一般的なキャベツの千切りとひき肉をまぜた、メンチカツになりました。
キャベツたっぷりで、とても美味しかったです。

 

 

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 紅葉しかけているのもまた、とてもきれいでした。

 

 

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高校生になっても…

 

野っ原でバーベキューしていると、まあ必ずやってくるのはハエです。

 

くるみくん、車の中にいたハエを空っぽの チップスターの空き箱に うまく閉じ込めたらしく、とても喜んでいました。
それをもう一度やってみたかったらしくて、空き箱片手に 楽しそうにいつまでもハエを追い回していました。

 

いつも、「本当は来たくないんだけど 無理やりついてこさせられた」という、面白くない顔をしているのですが…。

 

オムそばちゃんは普段からぴょんぴょんしているのですが、これまたお兄ちゃんが楽しそうなので、喜んで一緒に遊んでいました。

 

高校生と小学生、遊ぼうと思えばまだ遊べるんだな。

 

 

ファイヤースターター 火吹き棒 セット 焚き火

正直、どんなアウトドア商品よりも一番役に立ったのはこの火吹き棒です。

焚火台よりも役立ちます。

 

 

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なんだか今日はみんな楽しそうで よかったです。
これは多分、思い切って出かけた岐阜のお墓参りの旅がとても楽しかったのと、これは一番大きいのですがお天気が最高だったからだと思います。

 

夏は暑すぎました。
もう少し寒くなってくると、厳しかったです。

 

おばあちゃんがこんなことになっている時、子供たち(+オムレットくん)がこんなに くつろいでいるのは、皮肉なものです。

 

何より、くるみくんがこんな表情を見せるなんて…。

 

最近、すごく久しぶりに会ったお友達と話をしました。
そこの息子くんは、くるみくんよりひとつ年下ですが、高校生になった今、本当に目も合わせず、返事もしてくれないとのことでした。
口を開けばうるせえな!と言い、外食に誘っても、めんどくさいから行かない、と答えられるとのことです。

 

ずっと くるみくんもすっかり大きくなって、親離れしてしまって寂しいなあ、と思っていましたが…。

 

お墓参りもちゃんとついてきてくれたし、私が旅行中に道に迷っていると、地図を調べて連れて行ってくれた。

 

こうしてバーベキューにも付いて来てくれる。
ありがたいことだと最近思いなおしはじめました。

 

まあうちは、くるみ君はまだ割とお父さんを怖がっているので、まだまだ父親の権威があるのかもしれません。

 

ずいぶん長引いた、恐ろしい喧嘩でしたが、最近、ここにきて急速に修復されているような感じがします。
わたし一人ががんばってもだめなので、オムレットくんの方が、すっかりもとどおりになった感じです。

 

努力してそうしようという気配があれば、やっぱり夫婦なので何となく感じてしまいます。

 

あと、もしかするとこのような川沿いを散策するような遊びをやりたくても、今までは子どもたちも小さくて出来なかったかもしれません。
やっと大きくなってきたかと思えば、今回のこのおばあちゃんの騒ぎでした。

 

もともとオムレットくん、川でウロウロしたり、自給自足遊びをしたりするのは好きなのでしょうけど、はじけたようにしたいことしてる感じです。

 

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川の草むらをオムレットくんについて歩きました。

 

 

* * *

 

しかしまあ、こんな時にも電話はやっぱりかかります。
訪問介護サービスを使うようになったので、新たな契約も書類も必要です。

 

電話がくると、ドキッとして胸がバクバクします。
しかし、施設からの連絡によると、おばあちゃん、前よりもごはんを食べる量が増えているとのことでした!
やはり、外に連れ出したのが大きかったのでしょうか。

 

次に母を連れ出すのは3日後です。
まだ、あれからたったの二回目です。
この前が最初でした。

 

さて次はどうしようかな。

 

前は、せっかく連れ出したのに、私の用事や買い物に付き合わされて、あちこち連れまわされた挙句に、無理矢理にバナナを食べさせられておわりでした。

 

お茶をしに行くのがいいのか、それとも…。

 

帰り際の川沿いには、やっぱりたくさん、鷺が群れていました。
バーベキューのちょっと困るところは、おなか一杯、肉だのソーセージだのをつめこみ、満腹になって帰ってから、また夕食の心配をするところです!

 

そのときはおなか一杯なのですけど、こんなに詰め込んだから今日はいいやなんて思っていると、やっぱり夕食どきにはおなかがすいてくるのが不思議です。
 

簡単なのにしようと心を決めて、お店に入ったのに、買い物していると、あっという間にすごいメニューになってしまいました。

 

書類も書かなければならないし、歯は治療中で痛いし。
(その割には、かなりの量を食べましたが)

 

家に帰って、美味しかったなあ、楽しかったなあと思っていると…。
あっ!
ずっとグラグラして痛くて、悩みのタネだった奥歯が抜けてしまいました。

 

本当に自然にでした。
ポロッと、こぼれるように落ちてきました。

 

  

 

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ヒロシのソロキャンプ-~自分で見つけるキャンプの流儀~ (日本語) 単行本 - 2020/8/6 ヒロシ (著)

 

まだ終わってなかった

 

さて自給自足遊びはまだ終わっていませんでした。

 

くるみくんが、くるみを見て(ややこしいです)
「また!!??」
と大きな声で言うので、私の方が恥ずかしくなってしまいました。
ベランダの物干しのすみっこにネットをぶらさげて乾かします。

 

「残りのくるみを割る?」
「そうだなあ今日は火を起こしたい気分だなぁ」

 

ええっ!?
これからだったの?

 

 

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まあ、まだ午前中ではあります。

 

この日は曇りがちですがあまり寒くありません。
日が出て暑いということもなく、とてもいい感じの天気です。

 

きっとまた、あの「ヒロシのひとりキャンプ」で使っていた焚火台で、ちょっと焚き火をしたいんだなと思っていたら、出てきたのはバーベキューセットです。
全部持ち出してきました。
準備もせずにいきなりバーベキューです。

 

いつもならやっぱり、前日にこの日バーベキューにしようと相談したり、おにぎりを作ったりなどします。

 

旅行に行くわバーベキューに行くわ…オムレットくん、すっかり弾けたようです。

 

(この話は、コロナ再拡大まえのことですが、旅行が感染拡大の一端を担っていたとしてもおかしくはありません💦)

 

途中の川でオムレット君が声を上げました。
「わあなんだあれは」
指を指す方向を見てみると、鷺がたくさん、群れています。十~二十羽はいたでしょうか。
いつも一羽か二羽なのに、かなりの数でした。

 

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車からなのでうまく撮れません…。

 

「鷺の柱合会議だ!」
「いやいや、お兄ちゃんだよ。十一羽の。アンデルセンにあったでしょ」
「あったね!」

 

くるみくんが、口を出してきました。
「でもあれは白鳥じゃね?」
「似たようなもんでしょ」
オムレットくん「ち・が・い・ま・す!白鳥と鷺は全く違う鳥です!」

 

空を見ると、あざらしみたいな雲でした。
オムそばちゃんは、くじらって言ったでしょと言い張っています。
雲がある日は、空を見るのも面白いです。

 

川沿いに先客はいましたが、場所がない ほど混んでいる というわけではありませんでした。

 

まきも炭も買っていませんし。
あのくるみとりの時に拾った、川沿いのカヤと枝を使いました。

 

なんだ今日は最初っから そういうつもりでいたんだな、と今更気がつきます。

 

田舎育ちの私のこと、草むらに入って ガサガサするのは大好きなので、オムレットくんに誘われれば 普通についていってしまいます。

 

くるみくんも、今日は何となく楽しそうでした。
普段は着いてきてやってる感満載で、つまらなさそうな顔で携帯をいじっています。

 

火起こしも、もうすっかり慣れていて、あっさり火を起こしてくれます。

 

雲が多いので 一瞬だけ雨がぱらつきましたがすぐにやみました。
しかも太陽は照りつけないので、これは最高のお天気です。

 

途中で食材を買いましたが、だいぶ用心して買い込みすぎないよう注意します。
かなりバーベキュー慣れしてきました。

 

川沿いで拾ったカヤは、本当にバーベキューには最適でした。
マツの葉並にすぐに火が付きます。

 

しかもマツよりも大きいので、1本あればかなり役立ちます。
しかしこれ、かやぶきの家ってものすごく火に弱いのでは?
あっという間に燃えてしまいそうです。

 

 

 

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 拾ってきた枯れ木を燃します。

 

 

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自給自足にとりつかれたオムレットくん

 

オムレットくん、枝を拾いながらあれこれ指図をしてきます。

 

「カヤを拾って。竹はだめ。カヤは火を付けるとき、めちゃくちゃ役立つから」

 

と言われてもカヤと竹はみため、ものすごくそっくりでまるで区別がつきません。
竹といっても細い竹が多く、どれがカヤでどれが竹なのかさっぱりわからないのでうろうろしていると、オムレットくん、大量の竹っぽい細長い枝を抱えて帰ってきました。

 

「あっ、全然拾ってない!」
「いや拾ってないけど、代わりに枯れ木をたくさん拾ったんですけど」
「紐で縛れないかな」
「紐は持ってないなあ~」

 

 

 

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オムレットくん、そのあたりをごそごそ探し始めました。

 

「その辺の竹の皮とか使うんだ。これこそ自給自足の生活だ」

 

サバイバル生活にあこがれてるのだろうか…。
正確に言えば自給自足ごっこと言うべきなんでしょうけど。

 

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とうとう、ツタみたいなもので縛ってしまいました。
これが二束ぐらいできました。

 

川原は丸い石があちこち複雑な形で落ちてて歩きにくいです。

 

ですがこうして歩いていると、大昔の子供時代をちょっと思い出しました。
一つ一つの足取りにじっくり体重を乗せずに、よく目星をつけて、軽めにひょいひょいと歩きます。
かもしかになった気持ちで膝を曲げて行くと、あまり足が痛くなく、早いです。

 

とつぜん、足が速くなった私の後ろから、オムレットくんが枝のたばを抱えてふうふう歩いてきます。

 

車を停めてあるところに着くと、誰か真横にとめてある人がいます。

 

「くるみだ!」
「いやいや、ランニングだと思いますよ」
「僕は水をくんでくるから、その間にくるみを踏んでて」

 

オムレットくん、あれこれ指図をします。

 

踏んで柔らかい皮の中からまずくるみの実を出すのですが…。
ここで、さて踏もうと、道沿いにくるみをぶちまけたところで、おとなりの車の人が帰ってきました!
すごくいいカメラと機材を抱えています。
カメラマンなのか、趣味なのか。(どうでもいいですけど、服もいい服着てます)

 

こ、ここでひとりで道の真ん中でくるみを踏んでいると、ちょっと変な人すぎる…。

 

自分の服も、まったくアウトドアな感じではないです。
散らかったくるみを、さりげなく茂みの方に足で集めたりして、ごまかしていました。

 

カメラの機材は片付けるのに時間がかかりますので、そのままかなりの時間が経過してオムレットくんが帰ってきました。

 

「あっ。ぜんぜん、踏んでない!」

 

しかもそれは、カメラの人がすっかり積み込んで車で去って行った直後です。
いやいや、こういうことだったんだとあれこれ説明しましたけど、どうにも「気の乗らないさぼっていた人」っぽさは仕方がありませんでした。
オムレットくんが汲んで来たのは、道路を流して洗う水です。中の実だけを拾って洗いました。

 

オムレットくん、川から海の方に移動しました。
釣りずきなので、このあたりは庭みたいなもののはずです。

 

オムレットくん、足元を指さしました。
「ほら、銀杏あらってる人いるじゃん」
「ほんとだ」

 

明らかに洗った風の皮が散らばっています。
「あそこにもくるみの皮と洗ったあとがあった」
「似たようなことする人いるんだね」
「これで今シーズンは終わりだ」

 

海の砂浜で、オムレットくん、さかな用の網にくるみを入れてガンガンに踏みます。

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ガシャガシャとやっていると、みるみる果肉が取れていきました。
これをすれば、たわしでこすって洗うことはもう、しなくてよさそうです。

 

今や、くるみは(粉々ではありますが)タッパ一杯分ぐらい溜まりました。
これを、自家製バジルとあわせて、バジルペーストにするのです。(オムレットくんが)

 

もう冬ですので、最後の刈り取りです。
これで、今年のバジルペーストは終わりです。

 

オムレットくん、だんだん作る量が増えてきて、もうこれで冬いっぱい持つでしょう。
鶏肉のバジル焼きも、バジルスパゲティも、みんな大好きなので、うちでまともに自家製と言える唯一のレシピです。

 

(あとは、しそを育てているぐらいでしょぼいものです)

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