高校生になっても…
野っ原でバーベキューしていると、まあ必ずやってくるのはハエです。
くるみくん、車の中にいたハエを空っぽの チップスターの空き箱に うまく閉じ込めたらしく、とても喜んでいました。
それをもう一度やってみたかったらしくて、空き箱片手に 楽しそうにいつまでもハエを追い回していました。
いつも、「本当は来たくないんだけど 無理やりついてこさせられた」という、面白くない顔をしているのですが…。
オムそばちゃんは普段からぴょんぴょんしているのですが、これまたお兄ちゃんが楽しそうなので、喜んで一緒に遊んでいました。
高校生と小学生、遊ぼうと思えばまだ遊べるんだな。
正直、どんなアウトドア商品よりも一番役に立ったのはこの火吹き棒です。
焚火台よりも役立ちます。
なんだか今日はみんな楽しそうで よかったです。
これは多分、思い切って出かけた岐阜のお墓参りの旅がとても楽しかったのと、これは一番大きいのですがお天気が最高だったからだと思います。
夏は暑すぎました。
もう少し寒くなってくると、厳しかったです。
おばあちゃんがこんなことになっている時、子供たち(+オムレットくん)がこんなに くつろいでいるのは、皮肉なものです。
何より、くるみくんがこんな表情を見せるなんて…。
最近、すごく久しぶりに会ったお友達と話をしました。
そこの息子くんは、くるみくんよりひとつ年下ですが、高校生になった今、本当に目も合わせず、返事もしてくれないとのことでした。
口を開けばうるせえな!と言い、外食に誘っても、めんどくさいから行かない、と答えられるとのことです。
ずっと くるみくんもすっかり大きくなって、親離れしてしまって寂しいなあ、と思っていましたが…。
お墓参りもちゃんとついてきてくれたし、私が旅行中に道に迷っていると、地図を調べて連れて行ってくれた。
こうしてバーベキューにも付いて来てくれる。
ありがたいことだと最近思いなおしはじめました。
まあうちは、くるみ君はまだ割とお父さんを怖がっているので、まだまだ父親の権威があるのかもしれません。
ずいぶん長引いた、恐ろしい喧嘩でしたが、最近、ここにきて急速に修復されているような感じがします。
わたし一人ががんばってもだめなので、オムレットくんの方が、すっかりもとどおりになった感じです。
努力してそうしようという気配があれば、やっぱり夫婦なので何となく感じてしまいます。
あと、もしかするとこのような川沿いを散策するような遊びをやりたくても、今までは子どもたちも小さくて出来なかったかもしれません。
やっと大きくなってきたかと思えば、今回のこのおばあちゃんの騒ぎでした。
もともとオムレットくん、川でウロウロしたり、自給自足遊びをしたりするのは好きなのでしょうけど、はじけたようにしたいことしてる感じです。
川の草むらをオムレットくんについて歩きました。
* * *
しかしまあ、こんな時にも電話はやっぱりかかります。
訪問介護サービスを使うようになったので、新たな契約も書類も必要です。
電話がくると、ドキッとして胸がバクバクします。
しかし、施設からの連絡によると、おばあちゃん、前よりもごはんを食べる量が増えているとのことでした!
やはり、外に連れ出したのが大きかったのでしょうか。
次に母を連れ出すのは3日後です。
まだ、あれからたったの二回目です。
この前が最初でした。
さて次はどうしようかな。
前は、せっかく連れ出したのに、私の用事や買い物に付き合わされて、あちこち連れまわされた挙句に、無理矢理にバナナを食べさせられておわりでした。
お茶をしに行くのがいいのか、それとも…。
帰り際の川沿いには、やっぱりたくさん、鷺が群れていました。
バーベキューのちょっと困るところは、おなか一杯、肉だのソーセージだのをつめこみ、満腹になって帰ってから、また夕食の心配をするところです!
そのときはおなか一杯なのですけど、こんなに詰め込んだから今日はいいやなんて思っていると、やっぱり夕食どきにはおなかがすいてくるのが不思議です。
簡単なのにしようと心を決めて、お店に入ったのに、買い物していると、あっという間にすごいメニューになってしまいました。
書類も書かなければならないし、歯は治療中で痛いし。
(その割には、かなりの量を食べましたが)
家に帰って、美味しかったなあ、楽しかったなあと思っていると…。
あっ!
ずっとグラグラして痛くて、悩みのタネだった奥歯が抜けてしまいました。
本当に自然にでした。
ポロッと、こぼれるように落ちてきました。
ヒロシのソロキャンプ-~自分で見つけるキャンプの流儀~ (日本語) 単行本 - 2020/8/6 ヒロシ (著)