担当者会議のあと 3
八千草薫さんがお亡くなりに!!!
母が大好きなので、若いときの映画も見てとても好きでした!
(寅さんのマドンナ役です)
母とは4歳違いだったのか~。
亡くなったと伝えたいような気もしますが、すぐに忘れてしまうんだろうなあ。
だけど、忘れてしまってもいいから日々のことは話してあげたいなとそう思います。
ご冥福をお祈りします…。
~~ 担当者会議のあと 3 ~~
この時はもう…日記すらあまり残っていません。
上の子の学校…下の子の学校…おばあちゃんの面接に仕事も立て込み…。
今まで通りの生活を送ろうとするオムレットくんとも、口論することが増えていました。
グループホームは三つ見に行きました。
これまでの違いと言えば、母を同行しなかったことです。
わたし一人で見に行きました。
これもまた、母が来た時に一緒に施設を回ったのとは違うことでした。
①施設が綺麗・遠い
②施設が古い・近い
③施設が古い・遠い
この中では、施設のかたの雰囲気などから、ちょっと古いけど近い所がわたしには一番気に入りました。
綺麗な所が一番印象に残っています。
ホテルのような綺麗さなのですが、お年寄りの方々がただひたすら、じーーーっと座っています。
みなさん、テレビを凝視されていました。
それを、職員さんが椅子に座ってひたすら眺めています。
誰かが立とうとしたりすると、すぐたしなめてテレビの方にうながされました。
わたしに話しかけようとする方もいましたが、誰かがまたたしなめました。
何とも言えない気持ちになりました。
施設が古くて近い所は、まだ動きや会話がありました。
入居者さんがたの顔にも、感情があります。
おそらく母は、きれいな方が好きです。
でも…悩みましたが、少し古くても近い方を選びました。
そんなとき、母の妹のおばちゃんが、おじちゃんと一緒にたずねてきてくれました。
「ねえちゃん!」
「ようきた!ようきた!」
両腕を広げてひし!と抱き合います。
おばちゃんも涙ぐんでいました。
母の六人兄弟はすでに二人亡くなって、残りの四人のうち三人が既に記憶があやしくなっています…。
このご夫婦は、全然しっかりしています。まったく普通と変わりありません。
普通であるということが、とても貴重なことに思われました。
母もまだまだ会話できました。
「おとうさんはどこかな」
突然言います。皆がはっとします。
かと言うと、おばちゃんが覚えていないような昔の知り合いの名前がはっきり出たりするのです。
→→ 担当者会議のあと 4 に続く