喧嘩のトラウマ
旅行計画頓挫の結果、連休に行ったのは結局、毎年行っている山梨の桃狩りでした。
これなら、神奈川とは比較的と近いですし、ものすごく白い目で見られることもないです。
桃狩りは、いつも行くところが人数制限で予約制になっていました。
これまではそんなものなかったので、やはりコロナ対策なのだと思います。
桃狩りは、おばあちゃん騒ぎがある時ですら、これだけは!と必死になって行った毎年のうちの行事のようなものです。
今年は、オムレットくんの計画も頓挫したので、比較的ゆったりと、無理をしないようにゆるゆる出かけました。
KINUJO LM-125 ストレートヘアアイロン 絹女~KINUJO~
オムレットくんは、本当はトラウマの大島に行きたいようです。
大喧嘩をした去年です。
もう私はほんとうに、むちゃくちゃにいまだに気分が悪くなるぐらいトラウマなのですが、大島自体はすばらしかったです。
もう1年もたつのか…。
感慨深いです。
しかし、忘れたような顔をして大島なんて言い出すところが何か腹が立ちます。
確かに忘れた、覚えてない、とどこまでも言い張っていましたが、そんなはずは絶対にありません。
記憶喪失になっているのか、そこまで私がトラウマになっていると思っていないのか…。
「またいきたいね💖」
「海でおよぎたーい💕」
「あのとき大変だったんだよ!大喧嘩になったよね!」
と言ってみました。
藪をつついて何とやらですが、あまりにもなかったような顔をしてるのがどうにも納得いきません。
こっちも忘れたような顔が出来ればいいのですが、もし本当に乗り越えるのなら、そのことを離しても大丈夫なぐらいになりたい…という気持ちがありました。
今までは、トラウマで言及することすらできなかったので、思い切って言ってみたのです。
口に出すことが出来たのは、私もちょっとショックが薄れてきたからかもしれません。
もう本当に、思い出すだけでも気分が悪くなりますし、吐きそうになります。
それを、言う事が出来ました。
「そうだよ、あの時に大喧嘩したんだよ」
結果は…。
オムレットくん、見事に完全スルーしました。
何も聞こえなかった、何のことを話してるのかわからないという顔をしています!
忘れた、忘れた!!と言い張っていた時と同じ顔です!!
あきれてしまうぐらいでした。
私もこれだけ口にするのがやっとで、これ以上蒸し返すのはイヤだったのであまり言いませんでしたが、あまりのスルーっぷりが逆に不自然なぐらいでした。
でも…。
そこまでスルーするならこれはもう、いいや...と思うことにしました。
完全無視されたので、逆にちょっと元気が出てきました。
本当になかったことにしたいんだなと思いました。
多分ですが、私はものすご~~~~~く根にもっています。
いまだにトラウマだし、たまに思いだすと気分が暗くなります。
頭が痛くなって、体が痛くなって、グッタリとなって動けなかった頃と同じような状態になります。
そして、ちょっと父と母のことを思いました。
父は熱烈に母にアタックして結婚「してもらった」のでしたが、晩年は母と一緒に暮らすのがなかなかつらそうでした。
激しい所と、頑固なところだけがふくらんでむき出しになったような感じで、静かにしていたい父には酷な感じでした。
世の中のたくさんのご夫婦のことを思いました。
夫婦には不思議な絆があってなかなか切れないものですが、長年暮していく、一緒に年を取る、というのが案外難しいことなんだと思いました。
年を取った時の母のよくなかった所、我を張ってしまうことの記憶を、覚えていられればいいな…。
迷惑をかけない、迷惑をかけたくない、ということで、あまりにもお互いを追い詰めてしまわないようにしたいな…。
思いやりだけは最後まで忘れたくないな…。
いつか、さまざまなことの記憶が抜け落ちて忘れていくのが年を取るということなのだというのは、母を見ていてよくわかりましたけど、こうしてブログに書いておいて、あとで自分で読み返すことができたら、思い出せるかもしれません。
そんなことを考えました。
(そんなに長く続けられるでしょうか!?このブログ!?)
桃狩りのときも、しとしと雨が降っていました。
幸いにも、大雨の前に抜け出して帰ることができました!
せっかくカメラを買って、あれこれ設定を勉強しているのですが、残念ながら雨続きです。
雨を撮るといいと書かれてはいましたが、いきなり高度すぎます。
まずは晴れの日から練習したいです。