今日もまた違う一日

今日もまた違う一日

おばあちゃんが認知症になった時のお話です。

7ヶ月ぶりに再会 3

 

それで、母はすうっと連れて行かれてしまいました。
ああ~。
やっぱり、デジタル面会とは全然ちがいます。

 

黙って座ってお互いになんとなく見ているだけでも、ああ、いるなという感じがするのです。
デジタル面会だと、そうはいきません。
とにかく、何か話し続けていないと間がもたなくて仕方ないのです。

 

実際の面会だと、極端な話、となりで本を読んでいたってかまいません。
デジタルは便利だと思ってましたけど、痛感しました。

 

 

 

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おばあちゃんが認知症になったお話 → 目次

 

 

 

夜の間に勝手に歩き回って転ぶ、これは現在のところ、まだどうしたらいいのかわからず、不安も解消されてません。

 

施設の方も色々考えてました。
「今のお部屋の位置だと、目の前にトイレがあるのがいいのか悪いのか…。すうっと入って行かれると、下手をするとこちらが気付かない可能性もありますし…」

 

たぶん、こういうときに、拘束、という選択肢が出てきてしまうんだろうなあ。

 

四六時中歩き回っているのでは、施設の人も休めません。
事故を防ぐ…というよりも、施設の人の休養のため。
そしてまた、事故によるクレームのリスクを防ぐために、拘束という選択肢は出てきてしまうんだろうなあ、と思いました。

 

男性ですと、たまに大声を上げたりされてる方もいます。
知り合いで、義父さんがぐいぐい詰め寄ってきたときに本当に怖かったと言っているかたもいました。

 

子どもでも参ってしまい、暴力沙汰になってしまうぐらいなのだから、それは大変です。
「困ったもんじゃのう。どうしたらいいんかのう」
というおじちゃんの弱った声が聞えるような気がしました。

 

看護士さんに
「通院はできますか?」
と聞かれました。
「うちの車、車椅子仕様ではないのですが平気ですか?」
「大丈夫です」

 

そうなんだ~。
「なら、大丈夫です。通院できます」

 

帰り際に、施設の人にお聞きしたのですが
「最近は、比較的若い入居者のかたを、娘と言っておられて、手をつないだりされてるんですよ」
「ええ~💦💦」
超・複雑です。
母性なのか、依存なのか…。
「娘」というのはかたくなに覚えていてくれるんだ。

 

「帰宅願望は相変わらずすごいですね。常にいつ娘が来るのか、帰らないといけないんだけどと言われてます…」
う~~ん。やっぱりキツい。
だいぶ認知がすすんでいるところと、それでも元気なところとが入り混じって何とも言えません。

 

帰りは、なんだかぼうっとしていました。
嬉しいという感じでもなく、すごくショックだという感じでもなく…。
前のように、ぐったり疲れているということもなく、ごく普通にしていられました。

 

まだまだ、何とかやっていけそうだと思いました。
あれこれ考えてしまいますが、悩んでも仕方が無い。

 

それと同時に、グッタリはしないのですが、気持ちが落ち込んでいる部分もありました。

 

車椅子にいてもぐぐぐぐ、と起き上がってしまう母…。
動いては怪我をしてしまう。
目が離せない…。
車椅子を倒してでも歩きたいという力を感じました。

 

もし自分で面倒をみなければならなかったら。
めんどくさいから、面倒を見るのは無理だけど、捨てちゃうわけにもいかないから、一緒に死のうか?
ってなる気持ちが、すごくよくわかる気がしました。

 

疲れてしまって投げやりになったらそんな感じになりそうな気がします。

 

これはあくまで、ちらっと想像したことにすぎませんが、きっとたくさんの人が直面しているだろうなあ、と思いました。

 

 

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