7ヶ月ぶりに再会 1
ついに、退院の説明の日になりました。
コルセットをつけて3日目、今日からリハビリのはずです。
入院からは9日たっています。
緊張しながら行くと、施設のかたも来ておられて、やはりかなり緊張した感じの雰囲気でした。
私も一度クレームを入れてしまっているので、怖がられてしまっているのかもしれません…。
あのときに気になっていたのは、母の転倒云々じゃなかったです。
あまりにも足を洗っていないのが明らかな様子でした。
こすらなくても落ちてくるようなあかだらけの不潔さにびっくりしたのであって、転倒云々は仕方ないことと思っているのですが…。
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「車椅子が中心の生活になってしまうでしょうって言われたんですけど…」
と話してみました。
「でも、私は母は案外歩けちゃうんじゃないかなあって思っているんですが」
すると
「私もそう思います!」
と施設のかたも断言されました。
で、ですよね~…。
看護士さんが、
「では、今お連れしますから、退院後の生活について説明しますね」
と言われました。
母がここに来る!!
思わずどきどきしてきました。およそ7ヶ月ぶりの再会です!!
車椅子を押されて、母が入ってきました。
マスクしてます。
あれっ?という顔をして、わたしをじっと見ます。
マスクをしていても、私が認識できました。わかってくれた~!
久しぶりの母は、マスクをつけられているので、目が大きくて、それは皺はありますけどやはり86歳にしてはつやつやしている方です。
かなりショートヘアになっているので、顔のかたちがはっきりして、特に大きな目が目立ちます。
思わず、やっぱり母は綺麗だな、なんて思ってしまいました。
看護士さんがちょっと席をはずされたので、少しだけマスクをとりました。
「お母さん!」
すると母は、手を合わせて黙ったままこちらを指でさします。
「娘。わたしの娘よ?」
と、施設の人の方を向いて紹介するように言いました。
なんとなくですが、名前は忘れちゃっているような気がします。
ただ、わかってくれたのでそれはそれでいい、と思いました。
寝たきりになるかもしれないとか、痩せてしまったとか、色々聞いていたおかげで、頭の中で母のことをすごいよぼよぼの老人になっちゃったように想像していたのですが…。
それは確かにおばあちゃんなんですけども、思ったよりずっと元気で生き生きしていました。
看護士さんが戻って来る気配がしたので、マスクしなおしました。
説明しようとする間も、母は思いっきり車椅子の手すりに手をついて、ぐぐぐぐ、と体を起こそうとします。
皆で総出でとめました。
「起き上がるのも、座るのもOKですね。痛みもあまりないみたいです。今日、歩行器で30メートル歩きました。いがいと…いけちゃいますね~」
「あれは私の娘よ!」
と母がさえぎりました。
そして、はっきり言います。
「私がね、きらわれたの!」
いやいやいや、と皆で否定しましたけど…。
あとで、施設のかたに
「コロナはちょっとわからないですかね?」
と聞いてみると
「それはわからないですね~」
と言ってましたので、仕方ないのでしょう。
でも、しばらく会えて無いことをちゃんとわかってるんだ。
触れることは出来なさそうな距離なので、じーっとお互い見合っていました。
春のことでしたが、きれいな青空でした。(木は桜のつぼみです)
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