今日もまた違う一日

今日もまた違う一日

おばあちゃんが認知症になった時のお話です。

お正月早々のやらかし

 

厳戒態勢でスウェーデントーチに火をつけます。

 

この、文字通り箸にも棒にも掛からなさそうな丸太にいったいどうやって…?

 

スウェーデントーチは植木ばちに入っていました。

 

もとから入っていたわけではなくて、芝に燃え移るのが心配な義母さんたちが入れたのです。

 

この十字型に切り込みを入れた丸太は、かなり半径が大きいのですが、それ以上に大きな植木ばちを持ち出してきていました。
まるで生えてるみたいでした。

  

 

ウッドキャンドル(スウェーデントーチ)【単品】

 

おばあちゃんが認知症になったお話 → 目次

 

「どうやって火をつけるの?」


するとオムレットくん、着火剤(よく料理屋で出て来るやつです)をボロボロに崩し、奥の方まで塗り込んでいきました。

 

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そして火をつけるとあっという間に火が広がりました。

 

1分...2分...。
子どもたちは寒いので家にとじこもって窓から見ています。
大人だけが植木ばちに乗せた丸太を囲んでじっと黙っています。

 

最初は木の中に火が広がって行ったのですが、予想していたように、内部だけ燃えるということはなく、ガンガンに外まで燃え広がっていきました。

 

というのも、少しおさまっているとはいえ、やっぱり風が強いのです!

 

炎が上がってしまい、外側まで自然に火が回って焼けてきてしまいました。
内部は炭になっていて、燠(おき)のように赤くなっています。

 

これは、本当に内部の方だけ焼けていき、上に網など置いて焼くことが出来たら面白かっただろうなあと思います。

 

外の木の皮が燃え始めたあたりで、これは危険だということになりました。

 

上からホースで水をぶっかけます。
「まあ大丈夫よ。今度来る時までは乾かしといてあげるわよ」
と義母さんが言います。

 

バーベキューがしたかったオムレットくん、残念そうでした。

 

そのあと、私もちょっとだけ、自分の家の近くでやった川沿いのバーベキューを思い出してしまいました。
とても楽しかったなー。

 

オムレットくんが釣りとスウェーデントーチにがっかりして寝てしまったので、オムそばちゃんを誘ってそのあたりの川に行ってみることにしました。

 

もう、くるみくんが生まれる前からここには来ているわけなので、17年も通い続けているわけです。
少しぐらい、自分で運転して周囲を見て回っても大丈夫だろう。

 

いつもなら、びっしりとキャンプのテントが並んでいる川沿いですが、今日は一人も人がいません。
 

しかし、次に来る時のための練習にと思い、車を川に乗り入れてみました。
オムそばちゃんと二人、ゆっくり本を読んでみたり、おしゃべりしたり、(このブログのネタになりそうなことを書き留めてみたり)、のんびり楽しく過ごしました。

 

やはり、義理実家はいくら慣れているとはいっても、やはりお客さんなので完全にくつろげるというわけにはいきません。

 

どこかで一生懸命にならないといけない所があります、

 

車の中でのんびりした時間がとても幸せでした。
本当に休んだという気分になりました。

 

いい気分で帰って、義理実家の家に車を横づけします。
以前、持主さんが駐車してもいいよと使っていた空き地は売れてしまい、家が建ってしまっていました。
なので、家に横づけです。

 

オムレットくんがぎゅうっと家に近づけていたのを真似して、乗り入れると…。

 

バキバキッ
えっ!?

 

排水溝の配管を、踏んで怖してしまっていたのです!!

 

ガーーーーーーン…。
新年早々、大変なことをやらかしてしまいました。

 

義理両親は、優しくいいよいいよと言ってくれましたが、オムレットくん
「あー、あれはおやじにしつこく、何度も踏むなよ?踏むなよ?って念押しされてた所なんだよね~」

 

...超ショックです。

 

賠償しようとしたりしても、お金を受け取ってくれないことは間違いないので、謝ることしかできません

 

 

新年早々、やらかしてしまいました。
やらかしたのはオムレットくんかと思っていましたが、私の方が派手にやってしまっていました...。

 

 

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オムレットくん、たきぎまで拾い集めていたのに、残念です。
 

 

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