今日もまた違う一日

今日もまた違う一日

おばあちゃんが認知症になった時のお話です。

閑話 池袋の事件

 

なかなか更新できず、すみません💦💦

たくさんの方がスター付けてくださって本当に感謝しています。おばあちゃんをみる励みになります✨
なかなか、せっかく読書登録したブログを訪れることもままならず、申し訳ないことです💦

 

池袋の事件が頭から離れません。遺族の方の悲痛な会見に泣いてしまいました。

 

お年寄りの方の免許返納は本当に難しい話だと思います💦

ざっくりと認知症と言われていますけど、周りの方を見たり話を聞いたりしていると、ものすごく幅広いケースがあるように感じます。

(あくまで、自分の見たり聞いたりした範囲にすぎませんが…)

 

もしかすると個性と同じように、誰一人まったく同じというケースはないんじゃないかと思いました。

ある程度の分類分けはできると思いますが。

 

そして、本当に始末が悪いと言っては申し訳ないのですが、困ったことに、しっかりされている方は本当にはっきりしているのですけれども…。

「何かが途切れる瞬間」が必ず来るんです。

 

本当に突然なんです。いつ来るかは誰にもわからない。

脳のシナプスの間を飛び交う電気信号が途切れる瞬間、とでも言えばいいのでしょうか??

 

www.nhk.or.jp

 もっと以前に、やはりNHKで脳の仕組みについてやっていた記憶があります。

このシナプスと電気信号の記憶があったので、おばあちゃんが奇妙な言動をするたびに、
シナプスがつながってない…!?」
と思いながら見てました。

冷静を保つために…。

 

本当に突然、来るのです。

それが今回のように致命的な時に起きてはならない時に起きてはならないことが起きてしまったら、本当に悲しいことです。本人にとっても、遺族の方にとっても。

 

しかし田舎のお年寄りに車を手放せというのは本当に、ライフラインを手放せと言ってるのと同じこと、というのも、田舎育ちなので本当に、切実にわかります

(今回の事件は池袋で起きたので、まったく情状酌量の余地はないと思うのですが…💦)

 

母は車の運転が出来なくて、父がいつもしていました。
なので、父の死によって、母の行動できる範囲はとても狭くなり、限られてしまっていました。

 

もとが行動的なので、最初はバスを使って精力的にあちこちに行っていましたが、今考えてみると…ですが、どんどん行動は狭まっていました。

 

最後はタクシーばかりに頼っており、オムレットくんからは「買い物にたくしー!?考えられない!」と驚かれたりしました。

しかしそれも出来ないとなると、何の娯楽もできません。

 

次第に母の世界は狭まっていました。
あれほど好きだった図書館にも行かなくなり(バスでかなりの距離があり、乗り換えもあります)
散歩がてらだから、と言っていた、ちょっと遠めの郊外型総合ショッピングモールに行く体力もなくなりました。

 

そんなにいつもいつもタクシーというわけにもいかないでしょう。
となると、もう、カーテンをしめて家の中にとじこもるしかなかったはず。

 

挨拶にまわった時、何人かのかたに、
「車を出したいときは声をかけて!と言ったんやけど、お母さん遠慮するみたいでなあ…」
と言われました。
ありがたいことです。

 

他人に頼ることがいやな気持ちはとてもよくわかります。
ちょっとでも迷惑と思われることを避けたい、と私だって思います。

(そこは我慢して、郵便局には電話してもらおうとしたり、薬を取りにいってもらおうとしていた母ですが💦)

 

自立していたい、独立していたい…という気持ち。

年を取るといことことが、それができなくなってしまうことなんだとわかりました。

 

きっと、えらくなればなるほど、様々な功績を残したりした人ほど、そんな自分を受け入れるのは難しいかもしれないなあ、と思います。

 

そんな気持ちを振り切ってでも返納することを、誰が説得してあげられるだろう。
私には、法改正以外思いつきません。
でも、そもそも政治家さんたちがお年を召しているから、それも難しいのでしょうかね…。

 

気持ちが沈んでいます。

 

 

→→  大掃除 3 に続く

 

おばあちゃんが認知症になったお話 → はじめから

 


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