今日もまた違う一日

今日もまた違う一日

おばあちゃんが認知症になった時のお話です。

担当者会議のあと 1

 

また大雨が降っていて、歩くのも大変なぐらいでした。
案の定、またあちこちで水が出ている様子…💦

 

うちの近くの川も増水したままあまり水が引いていません。
いつまでも色が茶色いです。
早く天気に落ち着いて欲しいです。

 

 

肉じゃがが食べたくなって作ったのですが、どうも味が違います。
オムレット君が帰って来たので、
「どうも味がいつもと違う。子供たちもいつもより箸が進まなかった」
と言ってみました。

 

オムレットくん、味見をしてから
「砂糖が足りない。もしくはみりん。塩気が強くて醤油を入れすぎてると思う」
と言います。

 

みりんを入れて煮たら、だいぶ味が回復しました。

 

おかしいなあ~💦
いつものレシピ通りに作ったつもりだったんだけどな~。

 

 

 

あにまるチェアパッド

 

おばあちゃんが認知症になったお話 → 目次

 

~~ グループホーム探し 1 ~~

 

 

帰ってから思い直しました。

 

確かに母は、入居者さんたちと仲がいい様子です。
所長さんが変わって微妙な空気になったのに、なかなかぐるー歩ホームを探さなかったためらっていたのは、お友達が出来てとても楽しく過ごせているようだからでした。

 

お弁当がいいというのは私のお金をなるべく節約しようというエゴだったのかもしれない…。
母が喜んでいるならまあ、食堂でご飯もいいか。(高いけど)

 

幸い、頑張ってお弁当にお弁当を重ねていただけあって、母の預金にはとりあえずまだ余裕がありました。
使うなら今だ!

 

お食事もすべて頼み、私はグループホームにいくつか電話をかけ、調べてようとしていました。

 

ケアマネさんから電話がかかりました。
これは本当に、翌日の朝ぐらいのタイミングでした。

 

「今、事務所の方にFAX入ったんですが、いまお母さまがいる所に割と近い場所のグループホームに一つ、空きが出たみたいです」

 

「本当ですか。さっそくかけてみます!」

 

同時にいくつか、ここはやめた方がいい、ここは出来たばかりで新しい、などなどの情報を詳しく教えてもらいました。

 

本当に頼りになる方でした。
情報量が多くて、判断も的確でした。

 

さて、母の荷物をまたまとめる準備をしなければならない…。
季節もあるし、おばあちゃん向けに服も買ってあげたい。
古い服を捨てはじめる作業、またしないといけないのか~。

 

ため息が出ます。
自分の手で思い出を潰していく作業です。

 

 

母の所にたずねると、ちょうど食事が終わったときのようでした。
しかし、異変が起きていました。

 

「あの二人!」
母がいきなり、指をさして言います。
「嫌で嫌でたまらない。もう嫌で嫌で!顔も見たくない…!ああもう本当に嫌!」

 

えっ?

 

こちらはびっくりです。
そーっと指さしている方を見てみます。
いつもとても仲良くしてもらっていた方です。
プイッ!とよそを向いてしまわれました。
いつもわたしが来るたびに自分から寄ってきてくださって
「大変やね、えらいね!」
と声をかけてくださっていた方です。

 

もう一人の方も、なんだか気まずそうな様子でした。
こちらを見ないようにしています。

 

明らかに変でした。

 

部屋に戻って、
「一体どうしたの?」
と聞きました。
「何があったの?」
聞いても仕方がないかとは思いながら…。

 

 

 

 

 

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