久しぶりの母訪問 1
退院したのを見届け、ぶっ倒れてからしばらく母のところに足が遠のきました。
電話しましたが
「ぜんぜん普通に立って歩いてらっしゃいますよ」
その一言で本当にほっとして気が抜けました。
寝たきりにならなかった!
クレームの電話にもちゃんと対応して頂けたようで色々と改善されそうです。
心が重いと足が重くなります。
昨日は雨が降っていました。
最近は雨が多くて寒く、とても暗いです。
夕方とは思えない暗さでした。
5時なのに、同じ道とは思えないほどで周りがよく見えません。
慣れている道のはずなのに、車で曲がる道を間違えました。
それも二回も!
空には三日月が出ていました。
これはいけないと思ってUターン、信号を曲がりましたがまた間違えています!?
どうしてこんなに間違えるんだろう。
なんだか少しドキドキしてきました。
そして頭が痛くなってきました。
私は母のところに行きたくないんだろうか?
あの追いかけてきて「帰る帰る」という姿を見たくないんだろうか。走ってきてまた目の前で転んだらどうしよう。
なんだか胃まで重くなってきました。
クレームを入れた後にまた時間が空いてますのでなおさら行きにくいです。
色んなことがあったことを思い出しました。
あんなこともあった…こんなこともあった。
いつも割とつらかったですけど、一番大変だった家から飛び出したりくるみくんが追いかけてくれたり、駅で捕まえたりした時にはなんだかまだ私にも非日常のドキドキのようなものがあった気がします。
それが日常になった今、精神的にはもっと辛くなっているような気がしました。
そして2週間ほどではありますが、行かない間に…オムレットくんはご機嫌で、子供達もおばあちゃんのことをまるで忘れたかのような生活になっている…。
体調は悪かったですけど、一瞬だけ元あった生活に戻ってしまったことが、また私の足を重くしていました。
私は母を嫌いになったのだろうか?
どんなに困らされたり喧嘩をしたりしても最終的にはやっぱり、母のことは好きという気持ちがありました。
考えましたが、やっぱり血のつながり親というものは好きだとか好きでないというのとは全く違う気持ちである気がしました。
「こういう性格だから好き」「こういう風に性格が合わないから嫌い」というのとは違っていて、それに年を取るというのは好きだった部分もなくなってしまうものなんだと感じました。
年を取るのが悲しいというのは、こういうことだったんだ!
右折レーンを間違えました!
ちょっとおかしな信号です。右折レーンが直近に二つ重なってます。
どうしよう…。
偶然、車が切れたのでやっとのことで切り替えて、正しい右折レーンに乗りました。
何とか着けそうです。
割と近い場所なのに、こんなに遠く感じるなんて…。
迷路にはまり込んでしまったようでクラクラしました。