今日もまた違う一日

今日もまた違う一日

おばあちゃんが認知症になった時のお話です。

家での母 4

 雨続きで、微妙に寒い日が続きます!
なのに今日、ちょっと日が差しただけですごく暑くなりました。
さすがにそろそろ晴れて欲しいですが、暑さも怖いです。(わがまま?)

 

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アメフラシです。むか~し撮った写真です。

 

湿気が多くて気持ち悪くて、周りもみんな体調を崩しています。
私は腕が痛いぐらいですが、このまま雨続きだととけてしまいそうです。
皆さんもどうかお気をつけて!

 

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おばあちゃんが認知症になったお話 → はじめから

 

~~ 家での母 4 ~~

 

 

おひげの小柄な方です。
膝をついて背中まで出してくれる、優しい紳士的な態度…。
母は、服装を直してよっこらしょっと立ち上がりました。
(母は紳士に弱いです)

 

「大丈夫です。立てます。歩けます」
今まで地べたにぺったりすわっていたのに、砂も自分で払っています。
さっきまでの駄々っ子のような姿とは別人のように礼儀正しくお辞儀をしました。
「ご心配かけてすみません」

 

「無理なさらず。背中にどうぞ。おんぶしますから。すぐそこですよね」
さすがにおんぶはしませんでしたが、その方に支えられて母はおとなしくマンションに戻ってきました。
いつも、母が我に返るポイントって親切なおじさま方だな?と思いました。

 

「本当にありがとうございます。なぜだかいつも助けていただいて…」
「いえいえ」

 

もう大丈夫とみると、お礼を言われるのもおもはゆいという風ですっと帰って行かれました。
もともと、とっても無口な方です。

 

小田原の駅員さんといい、台風だよと通りすがりに声をかけてくれた方といい…
いつも第三者のかたにとても助けられました。

 

そして今回は、くるみくんが!!大金星でした。
えらいえらいと皆にほめられました。

 

 

家に戻るとオムレットくんが青い顔でうろうろしていました。
「ごめんもう仕事に行かないといけないから~~。ごめんね」
「捕まったから大丈夫だよ!行ってらっしゃい」

 

ご近所さんのおかげで、そんな風に機嫌よく声をかける余裕もできました。
オムレットくんによると、夜の三時頃からずっと荷造りをしていたようです。

 

もともとの自立心は強いのです。
自由にやるのが好きで、決定権は自分で持っていたいのです。
プライドは高いし、我慢はしない、できません。

 

わがまま…と言ってしまえばそうなのかもしれませんが、自由にしたいというのはある程度責任を持って自立して暮らしてきた人なら誰だってそう思うのじゃないでしょうか。
他人に合わせることをせずに独立して暮らしてきた人です。

 

わたしはそういう母の生き方が好きでした。

 

反面、
「人はぜったい一人では生きられないから、それはいつも心にとめておかなければならない」
というのも母がよく言っていたことでした。

 

自立の罠といいますか…。
頼らずにやる!誰にも迷惑かけてない!という人が、どうしても人に頼らなければやっていけなくなった時の抵抗みたいなものを強く感じました。

 

自分だってきっと、他人に決められないと何もできなくなってしまったらそうなるかもしれない。
身につまされました。

 

しかし、日々そんな母の面倒を見る。
これはまたまったく別問題です!

 

 

→→ 家での母 5 に続く

おばあちゃんが認知症になったお話 → はじめから

 


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