今日もまた違う一日

今日もまた違う一日

おばあちゃんが認知症になった時のお話です。

やけど事件 1

 

朝、サンドイッチを作ろうとしているオムレットくん。

 

ゆで卵をむいてと言うのでむくと、お湯の加減でたまにあることですが、奇妙になった卵が出てきて笑ってしまいました。

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そうだゴマで目を付けてみよう。
ゴソゴソ、黒ゴマを取り出していると

 

「!?」

オムレットくんがずっとついてきます。
「どうしたの!?ゴマをどうするの?たまごをどうするの?」

「…………」
「何!?何なの?何をするつもりなの!?」
写真を撮る瞬間まですごく心配してました。

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サンドイッチ用のたまごにゴマを交ぜられると思ったんだろうな~😊

 

 

コッコのゆでたまご(レンジ用)

 

おばあちゃんが認知症になったお話 → 目次

 

~~ やけど事件 1 ~~

 

 

帰ってからは、疲れてひっくりかえっていた記憶しかありません。

 

母は週一回は、地元に帰る発言をしますが、徐々におさまり、落ち着いて来ました。

 

週二回ほどうちで食事を取っています。
車で迎えに行くようにしました。
これは私にとってやはり、かなりの負担になりました。

 

うちに来たら来たで、今度は「ホームに帰る帰る」が物凄いです。
かといって連絡不足は不安になる様子なので厄介です。

 

うちで食事を取った記憶は、翌日になるとほぼ消えていました。
ずっと会っていないと毎回言います。

 

1日付き添って病院に行く日はとても楽しみにしてくれていました。
通帳・現金がないことにやっと慣れ、ホームにも慣れ…。

 

お薬のおかげで、地元に帰る発言・行動は減って日常生活を営む事が出来ています。

 

しかしすべてが順風満帆とはやはりいかなくて、事件はいくつかありました。
慣れてきたかな…とこちらが思っていた頃のことでした。

 

 

 

 

 

最初に電話があった時には、またデイサービスをいやがっているのかな、と思いました。
最近、行く行かないでもめることが多かったのです。
いく、いかん、いきたくない!

 

「やけどをされまして、病院に連れて行って欲しいとのことです」

 

やけどは大変だ!
急いで病院に行きました。

 

手の甲が赤くなっています。
ひどい、やけど…

 

「何でやけどしたの?」
「わからない」
「冷やした?」
「冷やさん」

 

やけどしたらすぐ冷やすことも忘れちゃったのかな…。
介護士さんには、やかんの湯気でやられたと話したみたいです。

 

しかし水ぶくれになることもなく、脅威の回復力をみせて二、三日ですーっとやけどあとはおさまっていきました。
赤い部分は多かったけれど、それほどひどくなかったのか…。

 

 

 

一週間ぐらいあとでしょうか。
また電話が入ります。

 

「おかあさまが同じところをまたやけどなさっているようなんです」
「また同じところ!?」

 

 

 

→→ やけど事件 2 に続く

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