グループホームへ 4
オムレットくんは恩恵を受けてる、うちから持って帰ったホイッパー。
古い古い商品です。
「National」って書いてあります。
~~ グループホームへ 4 ~~
とりあえずわたしも、文字にすることができるまでに復活しました。
オムレットくんはいまだに、この話題についてかたくなに拒否しています。
ほのめかすことも出来ません。
その態度でわたしの悲しかった傷付いた心もふさがってきました。
そして、グループホームというところ。
保険証も、介護保険賞もお預けしてしまいます。
食事も万全でした。
一つ、施設にご相談したのはリスペリドンのことでした。
今までは自立型施設であったから必要だったのではないか…?
認知症専門の施設であれば、なくてもなんとかできるのではないか?
とりあえず、鍵はしっかりかかっているので出ることは出来ません。
ご相談すると、「病院のカンファレンスがあるのでその時にお話してみましょう」とのことでした。
提携している病院のメディカル相談の方が、契約書を取り交わすのと同時に、聞き取りされました。
今まで準備した資料を渡してこれまでの経緯をお話していると、母がやってきます。
施設の中で話しているので、私の姿を見つけたのです。
いまはお薬を飲んでいない状態のはずです。
そう聞いていました。
お薬の服用がなくなった母はつやつやして、生き生きして…。
たいへんうるさくなっていました。
テンションじたいは昔の元気だった頃の母です。
「どうしてこんな所にいるんかえ!あんたっ!!」
しかし、会話の内容は支離滅裂です。
どんよりしていた時は、うつっぽい感じはありましたが、普通の会話はまだ出来ていました。
元気なだけに、言葉がどんどん飛び出してくるのですが
思考が追いついていない感じです。
こんな事を言っては何ですが、狂気っぷりが増していました。
・子供を置いてこんな所で何をしているのか!?
・さあ、一緒に帰るからね!
・こんな所で私にかまけていたら離婚されるよ!
という事を言いたいようなのですが、口がまわっていません。
私や子供たちを心配してるんだなということだけが伝わってきます。
それも怒ったようにあっちこっち走り回ってはこっちに突進してきて、上記のような内容(らしきもの)をまくしたてます。
ただひたすらウザいです。
しかり、離婚されるよ、の一言にはぐさっと胸を突き刺されました。
「ちょっとお待ち下さいね。今は話をしていますから」
と先生が言われても、すぐにやってきて私の名前を連呼しています。
子供を置いてこんな所で何をしているのかっ!
…エンドレス。
「2分ごとですかね」
先生、時計で計っておられました。
そしてしみじみ言われました。
「これは…相当に大変だったでしょうね。お察しします」
→→ 新しい施設で 1 に続く