新しい施設で 3
急激に寒くなってきて、みんな体調を壊しています。
冬がどんどん近づいてきました。
最近すさんだ話題ばかりなので、ちょっとほのぼのな画像貼っておきます。
いつ写したのかどこでだったのか、まったく覚えていません。残念ながら…。
でも、オムレットくんがこれ写したらいいと思うよ!と言ったことだけは覚えています。
~~ 新しい施設で 3 ~~
介護士さんは男性の方だったのですが、手加減もあるでしょうけど、手を入れられてしまうとどうしようもなくて、いったん扉を開いてしまいました。
その攻防は以前なら自分がやっていたものです。
すさまじいながらも、まったく、見慣れないものではない…。
中学生の頃を思い出しました。
自分の部屋に鍵を付けました。
ちょっとほっておいて欲しい時があるといくら言ってもききません。
気になるらしくて部屋にしきりと入ってきてしまうので、心休まる時がありません。
それで鍵を付けたのですが…。
ぐぐぐぐぐ!
と、開けてしまうのです!すごい力です。
とてもかないません。
結局、扉ごとはずされてしまいました!
そんな記憶がよみがえりました。
結局、介護士さんがた総出で止めていました。
「早く行ってください!大丈夫なんで!みなさんそうなんで!」
そう言いながら、階段を降りようとする母を止めています。
「すいませんーーー!!!ごめんお母さんまた来るからー!!!」
私は階段をかけ下りました。
帰ってからもショックが大きくて、しばらくぼうぜんとしてました。
オムレットくんのことのショックも、あまりにもこちらがすごくて気を取られてちょっと忘れかけていました。
次の時には、オムそばちゃんを連れていったのですが、やはり母の様子は同じようでおかしいです。
今回は、介護士さんにお願いしてかなり前から準備をしていたのですが、母はおそろしく目ざといです。
廊下の向こうから、けっこうなスピードで走り歩きで追っかけてきます。
あれは、何かに似ている…?
「シシガミ様だ」
オムそばちゃんが言いました。
「おばあちゃんがシシガミ様になっちゃった」
「そういうこと言わないで!」
シシガミ様?乙事主?
そうです!
タタリ神みたいになってました。
→→ 新しい施設で 4 に続く