オムそばちゃん、塾をやめる　２

「今現状がこうで、オムそばちゃんの気持ちがこうで、私はこう考えています→やめます」
「いやそれが、うちの教材が」

これなら「どうかどうか辞めないで下さい！お願いします！」とはっきり言われた方がなんぼかましです。

正直、何度かはキレそうになりました。
でも、くるみくんがあれほどお世話になった塾です。
喧嘩はしたくない…。

こちらも辛抱強くねばりました。

おばあちゃんが認知症になったお話　→　目次

教材の話も、我慢して聞きました。
相変わらず連絡は入ってきません。電話してくれって言ってるのに！！！

あちらが無限ループならこちらも無限ループです。
これは根競べです！

「それは学校はそうなのはわかってますし、塾の教材がいいのもわかってます。だけどやっぱり、基本は家庭ですよね？家庭の生活がまず第一で、そっちを立て直さないといけないので…（と何度も言ってるじゃありませんかーっ！！！）」
その一点張りで主張しました。

すると、
「一体、ご家庭で何がおありになったんですか？」
という台詞が出てきました。

や、やっと言葉が通じた…。

出でよ！！必殺☆おばあちゃん！！
「実は、私の実母が認知症になりまして…」
「そ、それは…」

向こうが教材について説明したのと同じくらい長い時間、このブログで話したエピソードをご披露しました。

家を飛び出して…駅でつかまって…押し問答して…骨折して…。
もうこれは、先生といえど
「それは大変ですね」
としか言いようがありません。

「今やっと、落ち着いた所なんです。ここで生活を立て直したいので、一度リセットをしたいんです」

すると先生、
「わたしも学生の頃、住んでいた家の近くに祖父母が住んでまして…」
ほほう。そのおじいちゃんおばあちゃんも認知症に？
「いえ、元気でいます」

それは良かったですね☆
って、知るかーーーーーい！！！！

家に返してくれえええ！！！

私があまりにも譲らないので、やっとのことで解放されました。
出た時にはフラフラになっていました。

午後の６時から話をしたのですが、帰る時は７時でしたので、みっちり１時間、押し問答をしていたわけです。
帰るとのんきにオムレットくんがとんカツを揚げていました。

「ぬるい油で揚げて二度揚げをするのがコツなんたよ！ところでどうしてこんなに遅くなったの？キャベツ切って！」

私はキャベツを切りました。
キャベツの千切りにだけは自信があります。
昔から出来る限り細い千切りが好きで、すごく細く切るように努力していたらいつの間にか細切りだけはうまくなりました。

オムレットくんの言う、
「ぬるい油でまず揚げてそれから二度揚げ」
のとんカツは本当においしいです。

すごくおいしいとんカツとすごく細く切れた千切りキャベツを食べながら思いました。

勝った…！！！

結論：塾は、想像以上にやめるのが大変でした。

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今日もまた違う一日