魚焼き網の受け皿 - 今日もまた違う一日

これは仲良しのお友達に教えてもらったのですが、（多分皆さん絶対にやっていると思いますが）お弁当に使う鶏肉はレンジに3分ぐらいかけて中まで火を通してしまいます。

ラップをかけずに解凍したほうが味がいい、と書いてあるのを見てから、もうラップさえかけなくなりました。

それから、醤油とみりんで照り焼きにして、それをそのまま煮詰めてしまいます。

飛び散るのが難点です！
レンジの中を大掃除するのだけがやっぱり面倒くさいです。

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しかし、世の中の主婦の方って、どれだけ働いているんだろう。

毎日毎日、これだけは絶対やっていないと生活が成り立たない、というルーチンがあります。
洗濯・ごはん・洗い物、掃除はデフォルトです。

トイレ掃除だけじゃなくて、キッチンの掃除、すぐやらないと油だらけになってしまいます。

今日も洗い物をしていて、魚焼きあみを洗っていました。
魚焼きあみを洗うと、いつも母のことを思い出します。
（最近、外部からウィルスを持ち込みたくなくて、あまり会わないようにしています…）

こんな認知症騒ぎになる前の２～３年前のことです。まだ母が年を取ったと思っていないときでした。
うちは私の希望でコンロを買い換えたばかりでした。
魚焼きあみも両面焼きのものになって、受け皿は、決して粗いたわしで洗わないで下さいと書いていました。
コーティングしてあるので、ふけばそのまま魚の汚れもするっと取れるとのこと。
買いたての時は、本当にするっと取れていたので自分でこの魚焼きコンロが自慢でした。

母が来て泊まったときに、洗い物はしなくていいからと念押ししました。
何度言っても私のいうことなど聞かないひとなので、注意していたのですが…
ちょっと目を離してみると、もう、金タワシで魚焼きの受け皿をこすっているのです！！

あっ！！

見ると、もうがりがりに傷がついていました。

だから！しないでって！言ったのにー！！！

こういう時、もしかすると義母さんだったら仕方ないと諦めていたかもしれません。
オムレットくんと子供がやっても、あまり責めちゃいけないとおもっていたかも。
でも母だとこれは容赦がなくなってしまいます。

どうして！あれほど洗わないでって言ったのに！これは傷付けたらいけないのに！

・洗わないで、と言ったのに聞いてくれなかった。
・まだ買いたてなのに、よりによって金たわしで洗ってしまった。

もう母のことを責めて責めて…。
しかし、母もそういう時まったく負けていないので、二人でののしりあって大騒ぎになりました。

それから、魚やき網の受け皿は結局、他のと変わらずによくこすらないと取れなくなってしまいました。

しかも時間がたつうちに、コーティングも取れてきて、仕方ないので粗いたわしでゴシゴシこすっています。
さすがに、「するっと取れます」と銘打っているだけあって、それでも割とよごれは取れやすいので、金たわしは使いません。

そして、今も魚を焼いて洗うたびごとに、母のことを思い出します。
こびりついて取れない汚れが、わたしの心の申し訳なさと共に、思い出になって残っています。

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