ハッカ油と蚊の戦い
夏になるとオムレットくん、カブトムシを取りに行きたくて仕方がありません。
何度かついていきましたが、ものすごい藪の中までかきわけていって、まるで本当の野生のたぬきのようなので、最近はついていきませんでした。
何しろ、蚊も凄いです。
しかし、なにやら綺麗なスポットであったらしく、オムそばちゃんと私を誘うので、行ってみることにしました。
こんな時、くるみくんはどう思うかなあというのはやっぱり気にしてしまうところです。
もう大きいし、受験ではあるのですが、どうなんだろう。
でも、ニコニコしながら、絶対に山になんて行きたくない!と言ってましたのでおいていくことにしました。
このお出かけで、私がもっとも主眼に置いたのは、景色の綺麗さでもカブトムシでもなく、蚊よけでした。
というのは、オムレットくんがハッカ油をもらって帰ってきていたのです。
ハッカ油は蚊よけに効くときいていたので、これはやってみて、効果をためしてみようと思いました。
植物由来なので、自然にもいいはず。
市販の薬を持って歩くよりもよいと思いました。
(生態系によくないと聞きます)
ハッカ油を足のズボンのふちにつけてみます。
車の中がハッカの匂いで充満して、ものすごいことになってしまいました。
「肺までスースーする!!」
いまさらですが、やっぱり少し薄めるべきだった、と少し後悔します。
薄めることは知っていたのですが、最近は無水エタノールが貴重なのと、ヤブ蚊は本当にすごいため、このくらいやらないと効果が出ないのではないかと思っていたのです。
市販のハッカ由来の蚊よけの薬などまったくきかないので…。
さて山に入ってみると、きましたっ!
ものすごいヤブ蚊です。
ワンワンたかってきます。
しかし、確かに足にはたかってきません。
なので、袖にもつけてみました。(一応長袖を着ていきました)
すると、確かに手にはたかりません!
これは…きいているのかもしれないっ!
しかし…。
今度は顔にたかります!!
もう本当に、ピンポイントで顔にばかりたかってきます。
これには参りました。
あのすごい匂いのハッカ油を顔面に直接つけるわけにもいきません…。
既に、袖に数的垂らしただけで、ものすごいハッカの匂いを放っています。
これだけ匂いを放っているのだから、蚊もよけてくれればいいのに、向こうも種の保存のために必死だとみえて、顔は狙うのです。
結局、油をたらした長袖のジャケットをかぶるようにして歩きましたが…。
ここ数日のすごい暑さです。
今度は暑さでまいってしまいそうです。
山の中なので、影もありますし多少は涼しいのですが、やはり相当に暑いです。
ちょろちょろ流れている浅い川の水をすくって、顔を洗いました。
オムレットくんは、自分なりの市販の蚊よけを買ってつけていたのですが、途中からもうやみくもに両手を振り回しながら歩いてました。
「きかないよね」
と聞いてみると
「きかないね…」
とのこと。
不思議なことに、蚊はオムそばちゃんにはまったく近付きませんでした。
いったい、どういうことなのだろう。
親ふたりはさんざんたかられましたが、結果、足も手もわたしの方は無事でした。
そこそこ、肌が出ていたのですが。
顔はさすがに蚊が来るとわかるので払えます。
ハッカは案外きくのだというのがわかりました。
しかし、洗濯物にハッカつきの服を投げ入れると…。
洗濯機から次の日ぐらいまで、ハッカの匂いがしていました。
このような強いにおいに弱い人や、具合の悪いときには絶対にやめた方がいいな、と思いました。
(原液でつけるのはやめろというのは本当でした...)
ボケていますが、夜にもう一度オムレットくんが出かけて撮ってきた写真です。
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