妖怪くるみあらい
もちかえったくるみをオムレットくん、魚用のあみに入れて川に洗いに行きました。
何度か砂でこすって、じゃぶじゃぶしていると、だいぶ残っていた果肉も取れてきます。
一応、ネットで調べてはいたので、手袋はみんなちゃんとしていました。
くるみのアクで茶色くなり、一週間は取れないと書いてあったので。
網の中でガラガラいう様子は、まさにくるみです。
もう一度調べてみると、これからまた、二日ほど水につけておき、果肉の残りを腐らせてからたわしでこするとあります。
この時はまだ、能天気な感じで、ふーんそうなんだと思ってました。
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一日つけておいただけで、バケツの水は真っ黒になっていました。
あみごとつけておいたのですが、そのままだと浮いてしまうので、重たいお皿を上に置いておきます。
二回ほど水を換えたでしょうか。
(水を換えることに意味があるかどうかちょっとわかりません。ないような気がします)
バケツをキッチンにもってきて、たわしで洗い始めてみました。
うむ、やりにくい。
おにぐるみは小さくてつるつるしてますし、タワシではなかなか取れません。
(しわの間に入った黒いところをなるべく落とすようにするのが目的です)
バーベキューの網用の、ブラシ型タワシを持ち出してきました。
ブラシ型だし、小さめなのでこれはちょうどいいです。
しかし…。
めちゃくちゃ大変です!!!
一応、黒いところが落ちるには落ちるのでまあ見た感じ、市販のくるみっぽくなるまでみがきましたが、手が痛くなってきました。
網の中にはまだどっさり残っています。
楽しそう~と言って、オムそばちゃんが変わってくれましたが、3個ほどでめげてしまいました。
ゴシゴシ、ガチャガチャ、ガラガラ…。
20個ほどやったでしょうか。
まだ網の中には、その3倍ぐらいあります…。
こ、これは…少しずつやることにしよう。
続きは明日だ、明日。
みがいた分だけ、新聞紙の上に広げて乾かしました。
中の仁は小さいとありましたが、どのくらい小さいのだろう。
バーべくキュー用のタワシは、すごく固いので、ゴム手袋をしていても、ちくちく刺してきます。
三分の一でとりあえず満足しておこう。
残りはまたバケツにつけ、洗った分は、ベランダに新聞紙を敷いて干しておきました。
手も腰も痛みます!
秋にとても大変なのは栗だと思っていましたが、収穫するとなると、くるみも同じぐらい、いやそれ以上に大変です!!
ネットで栗の簡単なむき方というのを発見して、よし試してみようと思っていた所だったのですが、少し決心がゆらぎます。
(一晩冷凍して、湯せんするというやつです)
私の栗の向き方は、もうまず最初に全部おしりを切り落としてしまいます。
切り落としたところから、厚い外の皮をまずむいて、それから鬼皮を剥いていっていました。
冷凍することで、どれほどこの鬼皮がむけやすくなるのか楽しみ…です。
あれも、腰も手も痛くなるんだよなあ~。
* * *
翌日におにぐるみを見てみたら、何度も水を替えたからか、アクはほとんどなくなっていました。
あまりずっと水に漬けていても、芽が出て来そうだと思うのは私だけでしょうか…。
取り出して、また磨き始めました。
もう、かなりいい加減になっています。適当にこすって、ゴロンゴロンまたバケツに放り込みます。
ちなみに、水に漬けておく時間が長かったからといって、黒い果肉の部分が取れやすくなっているということはありませんでした。
私が取ろうとしているのは、くるみの皺の部分にこびりついている黒い部分です。
これ、必要ある!?
もしかして、いらない作業なのでは!?
しかし、何事も途中までやってしまうと、無駄と知りつつ、やめるのが難しいです。
くるみを乗せるため、破けたタオルを出してきました!
これは、思いっきり真ん中で真っ二つに裂けてしまっているバスタオルなのですが、何とオムそばちゃんがミシンで縫い合わせてくれたのです。
うちはずっとミシンが無かったのですが(オムレット君の邪魔になるとの強硬な反対によって)、小さなミシンを何かのポイントがたまったときに入手していました。
その小さなミシンにオムそばちゃんはハマってしまって、綺麗に縫い合わせてくれていました。
(しかし、いくら縫い合わせたといってもボロボロのタオルなことに変わりはありません…。捨てづらいし使いづらい…。)
そのタオルの縫い目はものすごく丈夫でぜんぜんほつれません。
見た目はものすごい「破れたタオルをミシンで無理矢理縫い合わせた」という感じで不恰好きわまりないのですが、オムそばちゃんは大喜びです。
しかも、古いのでよく水も吸い取るし、捨てるに捨てられなくなってしまっていました。
よしよし。くるみの渋を取るには最適だ!
取ったばかりの実です。