今日もまた違う一日

今日もまた違う一日

おばあちゃんが認知症になった時のお話です。

シャワーを浴びる

 

お友達に、母の話をしたら
「お母さんがそんな状態のときに、だんなさんの旅行につきあわされて…よく我慢したわね!
としみじみと言われました。

 

絶対に一般的にはこっちの意見が主流だと思います。
…と思いながらも、この旅行が、すごく気晴らしになったのも事実でした。

 

思ったよりもずっとごはんが美味しかったからだと思います。
作らなくていいし、どこに行くかも全部考えてくれたし。

 

結論:食事は大事です。

 

 

 

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おばあちゃんが認知症になったお話 → 目次

 

 

「体調には気をつけてね。こういう時は、自分は無理してないと思っても、絶対に無理してるからね!」
とも言ってくれました。
義母さんもですが、周囲の励ましがありがたかったです。

 

なごやかに過ごせたおばあちゃんですが、やっぱりトイレの問題はついてきました。
ちょっと過ごすにしても、この問題と離れていられないのでは、旅行など夢のまた夢です。

 

おばあちゃん、やっぱりガサガサとパンを食べています。
もうこちらも慣れたので、その定位置に置いておくことにしました。

 

この日は大きなかたまりのちぎりパンしかなかったので、オムそばちゃんに少しだけ見ていてもらって、コンビニに買いに行きました。
母が好きなのは、プチっぽい、ちぎっても食べやすいものです。
どかんとした大きなパンは、切ってあっても敬遠するみたいです。
少し考えて、コーヒーも買いました。

 

…と思って、帰ってみたら、おばあちゃん。
ちぎりパンをすごい勢いでちぎって、めっちゃガツガツ食べてました。
「…………」
オムそばちゃんが、あきれ顔で笑いながら見ています。

 

いや、そんなに、食べれたなら良かったよ…。
大きいパンは食べないというのは思い込みだったんだろうか。

 

コーヒーは、前回苦いと言われたのでどうかなと思ったのですが、今回は普通にストレートで飲んでいました。
お砂糖は?と聞くと、はっきりした口調で
「いいっ」
と言います。

 

苦いのを楽しむという感じで、の「いいっ」というはっきりした言い方が、すごく昔ながらのストレートのコーヒーを好んでいたおばあちゃんそのままでした。
やっぱり若返ってる。

 

そして、やっぱりこれはどうしてもついてくるおトイレ問題。
やっぱり、ガツガツ食べて、便が出たみたいです。

 

トイレに連れて行って、座ってもらいます。
下半身は、どうせ取り替えないといけないので、全部脱いでもらいました。
座った状態で、おむつを破って切りました。
そのまま、そうっと下に下ろしながら股から抜いて、巻いてしまいます。
臭くないか?残念ながらくさいです。

 

痩せているし、大人しいので出来たことでした。
ウォシュレットで洗うと、うまくいい感じにティッシュで拭いても問題ないぐらいになりました。
今日は楽です。

 

もし万が一おばあちゃんがまたトイレがあったなら、前は半身だけでしたが、今度は全身シャワーを浴びさせてあげたいと思っていました。
今日は一生懸命お風呂で流してしまおうとする必要もなかったし、普通にお風呂でした。

 

ボディソープをたくさんつけてあげると、母は自分で全身をゴシゴシ洗っていい感じです。
 

少し目標が出てきました。
今度はお風呂を張ってみようかな。

 

寝たきりになってしまう前に、なるべくできることを…。
服を着せるのもすごく大変でしょう。

 

母は、痩せたといってもやっぱり重いです。
何の重みなのか…すごくしっかりしています。人の重みという感じです。

 

シャワー、やっぱり一週間に一度でも違うはずです。
温泉気分で温泉には連れてってあげられなかったかもしれないけど家で温泉気分させてあげられればいいなと思います

 

 

 

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