オムそばちゃんの発表会2
オムそばちゃんは、元気な踊りでした。
出来に関しては、何も言うことはありません…。
(うまくもないのです)
去年よりはよくなったかなとしか…。
かっこう、にわとり、うさぎと、動物の踊りが続きます。
このあたりは学芸会レベルですが、衣装が奇抜なだけでなく、たとえばにわとりの踊りならば、中にこけっという音のような手拍子が入っていたり、途中で動物っぽく、体をちぢめてブルブルしたりと、とても面白かったです。
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小さな子供たちが時計を演じました。
元気のいい子が一人いて、恐ろしい速さで手をブンブン振り回すのも(時計の針を示しています)とても愛らしかったです。
熱帯魚、これも動物です。
ヒレを示している手をヒラヒラさせて離れたり集まったり、なかなか凝っていました。
オムレットくんは熱帯魚が大好きなので、少しは覚えているかと思ったら、まったく記憶にないそうです。
むしろ、くるみくんの方が覚えていました!
ハンガリアンダンス、エキゾチックな踊りです。
いきなり最初から激しい動きなので、観客が勢いに呑まれると、やはり演じる側も敏感に感じて、一層勢いを増してキレキレのダンスを見ることができました。
仮面舞踏会というのが一番好きでした。
金色のふわっとした衣装に(じっさいはかたいですが)、黒い仮面をつけて、とてもきれいでした。
見ていても綺麗だし、神秘的でこれぞバレエの真骨頂という感じです。
浅田真央が フィギュアで踊った曲だと思います。
調べてみたらハチャトリアンでした。
どれだけ いろんな曲を作っているんでしょうか。
すごい人です。
オムレットくん「仮面舞踏会?少年隊でしょ」
…年を感じます。
合間に、楽屋に顔を出して、オムそばちゃんの着替えなど手伝うのですが、まあ元気なこと!
オムそばちゃんの出番が終わった瞬間に、くるみくんが寝オチしました。
全公演、3分の2ぐらいすぎたところでした。
妹の出番が終わるまで、我慢に我慢を重ねていたようです。
あとで聞いたら、寝オチするまでの演目はすべてよく覚えていて、お父さんよりも詳細に話すことができました。
しっかりオムそばちゃんの所まで、手を抜かずに見届けるところがえらかったです。
やはり、残り3分の1はおとなや上手な子の、グラン・パ・ドゥ・ドゥなどになり、長いです。
王道中の王道のバレエになればなるほど、眠くなってしまうようでした。
でも、今回見ていて、一度、すごく評判のうまい人の舞台を見に行ってみたいなあと思いました。
舞台が楽しいとはいっても、この先生の発表会しか見たことがなく、あとはせいぜい、ユーチューブでみるぐらいです。
伝説のアンナ・パブロワの白黒の瀕死の白鳥など、すごくよくない画質なのに鳥肌出るほどでした。
今はよい時代です。
きっと、世界的に有名なバレリーナの舞台というのは、目の前で見たら迫力がすごいんだろうなと思います。
* * *
無事に終わってから、最後に 先生からのご挨拶がありました。
大体において、こういう発表会というのは主催者の先生にとっては一年に一度の晴れ舞台、先生本人も大変に着飾っているのが普通ですが、この先生は黒子の格好です。
今年はコロナのこともあるのに、無理矢理決行したこともあると思いますが、あくまで主役は子供たちということのようです。
スタッフさんの努力のたまものでも、裏方は裏方。
バレエはあくまで、見てくれる人がいて成り立つもの。
だからこそ、身だしなみもきちんとと、普段からやかましく言っています。
オムそばちゃんはいつまでも子供で、身なりにもかまわないところがあるので、女の子としては心配です。
先生、短いご挨拶でチャキチャキっと、コロナなのに開催できた感謝、子どもたちの努力、親たちへの感謝をのべてさっとしめました。
拍手がすごかったです。
すごく厳しいのですけど、この姿勢はとても大事なことだなと思うので、バレエの技術よりも何よりも、この厳しい先生に触れ合ってほしいなと思っています。
(それでなくても甘やかされっ子なので、よくないです)
外に出ると、もう暗くて寒くなっていました。
出て来る人の中で、オムそばちゃんを待ちながら、おばあちゃん、こういう所で周囲の人を観察するのが大好きだったなあ、なんて思い出しました。