今日もまた違う一日

今日もまた違う一日

おばあちゃんが認知症になった時のお話です。

偏食のためのお弁当

 

おばあちゃんは、目処がつき次第連絡があるとのことで、病院からの連絡待ちです。
入院と、その後の生活について、施設と病院と私とで話をするとのことでした。

 

面会も出来ないので、コロナのために、これほど何もすることがないのも珍しいです。
しかし、看護士さんの話によると、やはり動こうとはしているようで、おばあちゃんの行動力と生命力は弱っていてもまだまだです…。

 

おばあちゃんも、体力低下・骨折・行動力・身体拘束・拒食症
もう何がなんだかわからない状態です。

 

疲れきった私を気にして、オムレットくんが
「お弁当は今日はいいよ…」
と言ってくれました。

 

 

 

多すぎず 少なすぎず 丁度いい 薄型 弁当箱 フードマン 600ml

 

おばあちゃんが認知症になったお話 → 目次

 

 

最近お弁当を作るようになっているのですが、そういえばその愚痴を書きたかったのです!
オムレット君もおとなしく食べてたのですけど途中で言われました。
「揚げ物多すぎなんだよ~。揚げ物ばっかりだよ~」

 

チキンカツ、コロッケなどなど、しかももちくわの磯辺上げもよく入ります。

 

というのは、くるみくんが比較的食べてくれるのは揚げ物なのです。
このときはまだ給食が始まっておらず(おばあちゃんもまだ入院しておらず)、オムそばちゃんも合わせて、4つお弁当を作っていました。

 

それで、この際くるみくん一人に合わせるのではなくて、色々試してみようと思いました。

 

「お弁当 メイン 人気」などで検索してみます。

 

「人気ナンバーワンお弁当メインのおかず・塩だれチキン」というのが出てきました。
レモン汁と塩の味付けです。
なるほどおいしそうですし、今まであまりしたことがないです。

 

(この時はご飯が足りず、自分の分を入れることができませんでした)

 

帰ってきたくるみ君に聞きます。
「塩だれチキンはどうだった?気に入らないかね?」
「ちょっとあまり俺の口に合わなかった。味が感じられなかった」
まじかー。

 

オムそばちゃんに聞いてみます。
「美味しかった!」
「本当のことを言いなさいどうだった?」
「美味しかった!」
「本当にね、お母さんに気を使わなくていいからね」
「美味しかった!」

 

同じことしか言いません。
でも…その表情...それほど美味しかったよ💖という顔をしていません。
気を使っているのかもしれません。

 

能天気に帰ってきたオムレットくんに聞きました。
「塩だれチキンはどうだった?家族でも意見が分かれているのですが」
「えっ?ふ…普通においしかったけど…?」
多数決です!
くるみくんが偏食なのです!!

 

 

 

翌日は、エビチリを作りました。
今までくるみくん相手だと、絶対にしなかったメニューです。
さて、聞いてみました。

 

「エビチリはどう?」
「うん好きじゃないよ」

 ぎゃふん。

 「でも食べるしかない」
「お前はいったいなにを食べると言うのかねー!」
「もうちょっと辛かったらいけたかも。でも基本好きじゃない」

 

今度はオムそばちゃんです。
「エビチリむり!きらい!辛いのきらい!」

 

くるみくん:甘い。
オムそばちゃん:辛い。

 

しかし、二人に一致しているのは「むり」ということなので、これは私のエビチリが不味かったのかもしれない。

 

「オムレットくん~!!エビチリ不味かったでしょ」
えっ!?普通!普通のエビチリだったよ??ぜんぜんありでしょ」「!!だよね、だよねえ~!!」

 

実はオムレットくんひとりに弁当作るのが一番文句が出ないし普通に食べてくれるのでした。

 

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こんな時に、お弁当の写真を貼ればいいのに...。
どこだったか、とても涼しい場所でした。(たぶん伊豆です)

 

 

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