学校の思い出
フードコートにフランチャイズのおにぎり専門店があります。
たまに利用するのですが、飛び抜けて異常に美味しい時があります。
日々観察して法則性を発見しました。
何とおじさんでした。
(もちろん手袋はしています)
一度可愛いおねえさんが握ってくれたのですが、味の方は残念ながら…イマイチでした。
握り方の力加減なのでしょうか?
ムッとした顔の愛想のないおじさんなのですが、このおじさんの時でなければ食べる気になりません。
おじさんがいると食べようかなという気になります。
心なしかそのおじさんの時には繁盛してる気がします。
ちなみにわたしはおにぎりがものすごくへたくそです!
三角おにぎりも作れません。
常に俵型です。
~~ 学校の思い出 ~~
便宜上シロと呼びますが、違う名前だったような気がします。
シロは雑書の白犬で、(記憶の中では)素直で賢くてお利巧でした。
授業中は決して吠えずにじっとしていました。
ぜんぜん邪魔された記憶がありません。
先生が校長先生に話してくれて、責任を持ってお世話が出来るならとの条件つきでクラスで飼ってもいいと許可が出ました。
クラスじゅうでその子を可愛がり、みんなでお世話をして、そのわんちゃんを中心に心が一つになっていました。
しかしある日、隣のクラスがもっと大きな犬を連れて遊んでいるのを見ました。
(もちろん学校内です)
それから一週間後、先生がシロはもうここで飼えなくなりました。と知らされました。
今は大人になっているので、うんうん、そりゃそうだ。そうなるだろうね…と当然予想できます。
その時はみんなシーンとなって、隣のクラスをひどくうらみました。
シロはうちのクラスに偶然に迷い込んで来て離れようとしなかったので、わざわざ連れてきて飼ったのとは違います。
あっちはわざわざうちに対抗するために犬を連れて来たんだ!
シロとは違う!
口々に怒りの声が上がって、隣のクラスに殴り込みかねない騒ぎになりました。
先生が、お隣のクラスと話し合いの場を提供してくれました。
今では考えられないような話ですが、いい時代でした。
いっときでも校長先生や担任の先生も許可を出してくれたこと。
隣のクラスと話し合いをさせてくれたこと。
お隣のクラスに、自分たちだって飼いたい!
なぜうちのクラスだけそんなことが許されるのか。
そっちがいいならこっちだっていいはず!
と言われると、それに返事ができる人はいませんでした。
ただ上からダメ、ダメ、と押さえつけるのではなくて、納得をしてみんなあきらめました。それにわんちゃんと毎日教室で密接に触れ合えたとてもいい思い出が残りました。
お年寄り相手にも(そうでなくても)アニマルセラピーが言われてますが、学校にシロがいた時、小競り合いのケンカはありましたけど、陰湿ないじめや仲間外れはなかったような気がします。
今はアレルギーや糞や食事や病院…
頭からダメでしょうね~。
一生残るいい思い出です。
次はいつ来られるかわからないので、最後に父のお墓に行って、よ~~~くみがいて帰りました。
もどってきた私にくるみくんはひとこと
「ばあちゃん、きつい」
と言いました。
「ごめんね、ごめんね!!!本当に助かった!!ありがとう」
そのひとことでよくわかりました。
ごきげんな感じがなくなっています。
ちょっと表情も暗くなっていました。
「さわいだ?」
と聞くと
「いや、それほど」
と答えます。
「薬を出せ出せって言われた」
「どう答えたの?」
「知らないって言った」
「夜起きてたりした?」
「それはわかんない。でもめっちゃ通帳探してた。もうあれうざい。うるさい」
言葉は短いですがよく伝わってきました。
→→ 入居 1 に続く
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