顔が腫れる 2
各地大変な被害で、心がいたみます。
地震にはあったことがありますが、水の被害は経験がありません。
津波もそうですが、濁流はすべて押し流してしまうんですね…。
決壊した茶色の濁流に浸かってしまった家や家財道具を見るのはとてもつらいです。
不謹慎ですが、子供とおばあちゃんがたのニュースにはとても敏感になってしまいました。
特別養護老人ホームが…などと聞くと、皆きっとほぼ車椅子や寝たきりで動けないはず…。
おむつ、おトイレ、入浴、どうしているんだろうと気になりました。
~~ 顔が腫れる 2 ~~
母は帰りの車の中で「生協に寄ってね」と言いました。
私は思わず、びくっとしてしまいました。
(お母さん...このあたりに、生協はあまりないんだよ…田舎ほど生協が発達してないの…)
場所によるのかもしれませんが、うちの地元はとても生協が発達しています。
みな、生協で買うなら安心だ!という空気でいますし、会員にもなっていました。
地元で父や母と外に行くと「生協に寄ってね」は聞き飽きるほど聞いてきた普段の生活の中にとけこんだ台詞でした。
結婚して引っ越してきた時、最初にスーパーで生協を探そうとして、オムレットくんに「何のことを言ってるんだろう?」というような妙な顔をされたっけ。
母はなんとなく、実家のあたりを思い出したんだろうと思います。
電話してくれた職員さんが迎えに出てきてくれました。
「どうでしたか!?」
「あの、私思うんですけど。まさか…化粧品…?」
「あっ!私も、実はあのあとそう思ってました!!」
「でしょう?母って、化粧品を化粧落としで落としてないような気がするんです」
相談の上、化粧品を処分してしまうことにしました。
「でも、母ってほんとうに見栄えを気にする人で…」
「そうですよね~!!」
あっ、わかってらっしゃる…。
部屋を見てまわると、隅々から古い化粧品がわんさか出てきました。
見つかる限りかき集めていると、なんだか高そうで新しい化粧品までがガサガサ出てきます。
片付けをしていると、ふと気が付きました。
「あっ!」
洗面台のいかにも化粧品置く場所ですっていうところに、シャンプーが置いてある!!
しかも、「これいい化粧品なんよ~」と使っていた乳液に微妙にボトルが似ている!
まさか、これを塗ってそのまま寝たりしたのでは?
そりゃあ、かぶれるだろうな~。
念のためよく洗顔してもらいました。
シャンプーは没収です。
(デイケアでお風呂に入っているので必要もないのです)
春休み中のくるみ君も付き合っていて、部屋の中を物色していました。
すると、くるみ君。
塩のびんを三個発見!!!
戸棚の奥の方から、食べ終わったハム発見!!
なぜこんな場所に…。
母が目ざとくくるみくんの手元に塩を発見します。
「ああああ、やめて~使うのそれ~!!」
(使うんだ)
さすがに三個はいらないから!と説得して一つ没収しました。
ありがたく、自分のうちの塩つぼに使わせてもらいました。
しかし、この顔が腫れる事件は、このままでは終わりませんでした。
→→ そんなこんなで 1 に続く